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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
なんだろう…不安感の様な…
罪悪感の様な…

元カノの事を知る程に、ハヤトがセイジを憎んだ気持ちが見えてくるからだろうか?

それとも何となく違う気がして、胸の奥が靄がかって落ち着かない。

そのタイミングで…

「セイジと付き合い出してから、更にアイツはいい女になったよ。毎日本当に楽しそうで…綺麗になった」

「そう…」

セイジの名前をハヤトは出してきたが、話し方は穏やかで、今までとはえらい違いだった。

それに引き換え私ときたら…
情けなくも、顔が引き攣りそうになってくる。

「その時は俺だって二人には、幸せになって貰いたいと思ってたんだぜ」

「うん…そっか…」

ラブカル講師以前のセイジ…
なんの柵もなく、全身で彼女を愛していただろうな…

そして彼女もセイジとの明るい未来を夢見ていたに違いない。

ハヤトも彼女の幸福を願っていたのが伝わってくる。

喉の奥がツンと痛くなって、言葉が上手くでない。

セイジと彼女の関係は、もう終わったのに…
漠然としている私とセイジの未来より、現実にあった二人の過去が羨ましく思えてしまう。

テンションが低くなって、呆然としてくる私にハヤトは追い討ちを掛けてきた。


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