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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
「ある時言ったんだ…付き合ってるヤツと結婚するかもって…その数ヶ月後にアイツの父親が寝込んで、いきなりセイジと別れていて、アイツ自身も精神的に不安定になった…」
「結婚…」
そこまでの仲だったとは…知らなかった。
あの真面目なセイジだし、年齢的にも結婚を意識するのはおかしくはないが、正直凹む。
結婚していた私が落ち込むのもなんだけど…。
「あぁ…セイジは婚約者が苦しんでいる時に、簡単に捨てた男なんだぜ」
「ち、違う…連絡取れなくなった彼女をセイジは必死で探したって言ってたもの!」
実家で私の我儘を聞いてくれた時も、何かあった時は一緒に背負う覚悟までしてくれた。
そんなセイジが無責任な事をするわけないわ!
精一杯、虚勢を張ってハヤトを睨み返すと、ハヤトはいつもの意地悪な顔に戻っていた。
「本当に違うって言えんの?琴海、セイジからしか話し聞いてないだろ?」
いつの間にか話がセイジにすり替わってしまっていたけど、衝撃的なセイジの過去に動揺して負のループに嵌りそうになる。
違う…違うセイジは悪くないもん。
「そうだけど…セイジは凄く後悔してた筈だし…だから今出来る事を…せめて借金を肩代わりしてあげたんじゃないの!?」
「っ!!」
感情的になりながら勢い任せに言った言葉は、どうやらハヤトに命中したようだった。
「結婚…」
そこまでの仲だったとは…知らなかった。
あの真面目なセイジだし、年齢的にも結婚を意識するのはおかしくはないが、正直凹む。
結婚していた私が落ち込むのもなんだけど…。
「あぁ…セイジは婚約者が苦しんでいる時に、簡単に捨てた男なんだぜ」
「ち、違う…連絡取れなくなった彼女をセイジは必死で探したって言ってたもの!」
実家で私の我儘を聞いてくれた時も、何かあった時は一緒に背負う覚悟までしてくれた。
そんなセイジが無責任な事をするわけないわ!
精一杯、虚勢を張ってハヤトを睨み返すと、ハヤトはいつもの意地悪な顔に戻っていた。
「本当に違うって言えんの?琴海、セイジからしか話し聞いてないだろ?」
いつの間にか話がセイジにすり替わってしまっていたけど、衝撃的なセイジの過去に動揺して負のループに嵌りそうになる。
違う…違うセイジは悪くないもん。
「そうだけど…セイジは凄く後悔してた筈だし…だから今出来る事を…せめて借金を肩代わりしてあげたんじゃないの!?」
「っ!!」
感情的になりながら勢い任せに言った言葉は、どうやらハヤトに命中したようだった。