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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
本当の事は当事者にしか解らないけど、私が今出来る事は、セイジを『信じ切る』事だ。

負けてたまるかぁ〜!
チワワの意地を見せてやる!!

「そんなに納得出来ないなら、ハヤトがセイジにお金返せばいいでしょ!それか講師としてセイジを超えてみせようとするくらいの男の意地はないの〜!」

我ながらよく言った、と思って心の中でガッツポーズをする。

勝ち誇った様に胸を張って踏ん反り返ると、ハヤトは癪にさわったのか片眉を吊り上げて睨み付けてきた。

「あぁっ!あったり前だ!金だって絶対返してやるし!セイジになんか負けてたまるか!」

「じゃぁ掛かって来なさいよ!」

まるでワタリが乗り移ったみたいに、体育会系のノリでハヤトを煽る。

イーグルアイ張りに負けじと睨み返すと、ハヤトは勢い良く私の肩を掴んで身体を押し倒してきた。

「琴海くせに生意気だ!」

「何よ!ガキ大将!」

怒鳴り合いながら、ベッドの上倒れ込み…
バッフ〜ン!

マットの上でリバウンドして、身体に無重力感が走る。

「きゃぁ!」

「そのキャンキャン煩い口、黙らせてやる!」

叫ぶ私の身体をハヤトは両手で囲い、覆い被さった。

「今日は勃たないんじゃなかったの!」

「勃たせる!ぜってぇ〜気絶させるからな…琴海…」

私の買い言葉に、俺様ぶりが復活したハヤトは、天井を背に不敵な笑みで見下ろしてきた。

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