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第38章 Ｍ Lesson 14回目

私の動きを封じる様に、ハヤトは体重を掛けて身体を乗せてきて、片方の腕を脇から通して肩を掴み、もう片方の手で乳房を鷲掴みにして赤い先端を刺激しながら揉み込んでいく。

「あっ…」

敏感な部分は指の間に挟まれて、確実に硬くさせられていき、自然と喉の奥から喘ぎだしてしまう。

大きく開かれた唇は、もう一方の突起を咥え込み、舌を全体を使ってねっとりと円を描くように舐めあげる。

ザラザラした舌の表面が、硬くなる赤い実を丹念に扱いていった。

いつものハヤトならいちいち嫌味ったらしく煽ってくるのに、チラッと上目遣いで私の反応を見ながら、黙々と指と舌を動かしていく。

「はぁ…あぁ…ほ……き…」

本気で…気絶させる気なのかも。

今までのハヤトとは違う様子に、畏怖感が湧いてきた。

『ヤナセが怖くて、ラブカル講師なんかやってられるか！』

開き直りの言葉でも、ハヤトはやっぱりラブカル講師。

基本的なテクニックは身につけているし、実力はある。

スタンダードで初めてハヤトのレッスンを受けた時だって、私はヨダレを垂らすほどの絶頂を味あわせられたのだ。

「うっふぅ…はぁぁぁ…あっ！」

ハヤトは特有のサディスティックな前戯と違い丁寧な愛撫に、じんわりと肌が火照りだす。

ゆっくりと身体中に広がっていく恍惚感の波紋が、さっきまでの恐怖感を拭い去っていくようだった。