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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
だけど結構緊張してたのか、身体は思いの外疲れていて重たく感じた。

取り敢えずたった五分でも横になるだけで、楽になるかもしれない…

たった五分で…

寝れるわけない…………

すぅぅぅぅ〜。

ローブを引っ掛ける間も無く、瞼を閉じた瞬間…

全身がマットの中に、引き込まれて行くような感覚が襲ってきた。

真っ暗な闇の中に落ちていく。

あぁ…ダメ…だけど…
気持ち…イイ…。

「…み……こと…」

うぅ〜ん…セイジ?
お願いもうちょっと…もうちょっとだけ…

「寝かせてぇ〜ふふふ〜」

「ふふふじゃねぇ!琴海!五分経ったぞ!起きろ!」

「え…五分?」

弾けた様に目を見開いて、天井をガン見する。

目の前には…セイジ…
じゃなくて、眉間に皺を寄せているハヤトの顔。

大股広げて大の字になっているお腹に、気持ちばかりローブが掛けられていた。

海の底に潜った様な感覚から抜け出せずに、目が覚めてもしばし呆然とする。

つい数秒前に目を閉じたばかりじゃなかったっけ?

「寝ぼけてるだろ!しっかりしろよ!」

「は、はいっ!」

呆然とハヤトを眺めていたら、痺れを切らした様に怒鳴られ、束の間の休息はほんの一瞬で終わった。

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