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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
瞼を擦りながらモソモソと上体を起こす。
たった五分だけど、割と身体は軽くなっていたから、休ませてくれて助かった。
ハヤトの実家では寝っ転がっている弟たちにも、同じようにしてあげてたのだろうかと、お腹に掛けられたローブをしみじみと眺める。
「ハヤト…有難う少し楽になった」
胸元まで上げたローブを握り締めて、ハヤトに背中に笑いかけた。
「あっそ。元気になったなら、最後の『鳴門』やるぞ」
私の言葉にハヤトは素っ気なく返して、タブレットをマットの上に放り投げて来たけど、背中を向けられたままで表情までは分からない。
「うん!『鳴門』だね。えっと今回のコツは…」
今まで色んな体勢でやってきたから、気にするのはもはや体勢より、体位が与えてくる効果だった。
タブレットを持っての画面を覗くと、女性が男性の上に椅子の様に座っている風に見える。
お互いの足の向きがそれぞれのバラバラなのは、『鳴門』でも表現しているのだろうか?
「今回のは男性は動きにくそうだけど女性は楽かもね」
「まぁな。『鳴門』のイメージした動きだってよ〜。渦巻けってっか?」
ハヤトは滑稽にした感じで笑い、私の手からタブレットを取り上げてベッドサイドに置く。
「渦巻きか…ちょっと難しそうだね」
女性が男性の腰の上に乗って座っているみたいな状態だから円運動はやり難いだろう。
「琴海小せえから、皿回しくらいの感覚でやれるんじゃねぇの」
「なっ!?」
人の心配を他所にハヤトは皮肉な笑みを浮かべ、私をお皿扱いしてきた。
たった五分だけど、割と身体は軽くなっていたから、休ませてくれて助かった。
ハヤトの実家では寝っ転がっている弟たちにも、同じようにしてあげてたのだろうかと、お腹に掛けられたローブをしみじみと眺める。
「ハヤト…有難う少し楽になった」
胸元まで上げたローブを握り締めて、ハヤトに背中に笑いかけた。
「あっそ。元気になったなら、最後の『鳴門』やるぞ」
私の言葉にハヤトは素っ気なく返して、タブレットをマットの上に放り投げて来たけど、背中を向けられたままで表情までは分からない。
「うん!『鳴門』だね。えっと今回のコツは…」
今まで色んな体勢でやってきたから、気にするのはもはや体勢より、体位が与えてくる効果だった。
タブレットを持っての画面を覗くと、女性が男性の上に椅子の様に座っている風に見える。
お互いの足の向きがそれぞれのバラバラなのは、『鳴門』でも表現しているのだろうか?
「今回のは男性は動きにくそうだけど女性は楽かもね」
「まぁな。『鳴門』のイメージした動きだってよ〜。渦巻けってっか?」
ハヤトは滑稽にした感じで笑い、私の手からタブレットを取り上げてベッドサイドに置く。
「渦巻きか…ちょっと難しそうだね」
女性が男性の腰の上に乗って座っているみたいな状態だから円運動はやり難いだろう。
「琴海小せえから、皿回しくらいの感覚でやれるんじゃねぇの」
「なっ!?」
人の心配を他所にハヤトは皮肉な笑みを浮かべ、私をお皿扱いしてきた。