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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
ハヤトが正常位を嫌がる理由が何かあるのだろうか?

聞き間違いかもしれないと、もう一度懇願してみると

「ハヤト…お願い…」

「嫌だってんだろ!早くイケよ!」

今度はムキになって怒鳴ってきた。

イカせるならこんなサンドイッチみたいな体勢より、正常位の方が動き易いから確実な筈だろう。

「はぁ…そんな声出されて…イケないわよ…。なんかあったの?」

ハヤトが感情的になる分、私の方は冷静になってくる。

「キャンキャン!煩いなぁ!」

「だってチワワだもん!」

「はぁぁぁ〜!なんだよそれ!?」

呆れたハヤトは腰を動かすのを止めて、身体を少し浮かせた。

この隙に脱出を試みようと、瀕死の魚みたいに足掻いてみる。

「たくっ。面倒臭ぇ〜!分かったよ。正常位でやってやる!」

「面っ!?」

「あぁ〜?なんだよ!」

なんだよはこっちのセリフよ〜!
と…言いたかったけど、口の中で噛み砕く。

「いえ…お願いしますぅ」

本当に色々と理不尽だなと思ったけど…
なんとなく…

なんとなくだけど、今日のハヤトは自分の殻から抜け出そうと、踠いているように感じた。

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