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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
その言葉にヤナセの肩越しにハヤトの方を見やると、壁寄りかかって防犯ブザーをボールの様に手の上で空に投げていた。
「ハヤトが防犯ブザー…鳴らしたの?」
「まぁな〜そしたらヤナセ、本当に飛んできやがった。ほらよ!」
「きゃっ!」
どうやらハヤトは本当にヤナセが来るのか試してみたようだ。
楽しそうに不敵な笑みをヤナセの背中に向け、防犯ブザーを放り投げてくる。
狙い通りに飛んできたブザーは、私とヤナセの間に落ちてーーーー
パシッ!
きたと思ったら、まるで見ていたかのようにヤナセの頭上でキャッチされた。
流石ヤナセ様…千里眼!
それも慌てて両手を上げてしまって私の身体に掛けていたローブが落ちそうになったのをもう片方の手で止めてくれている。
やはりこの人は、只者ではないわ!!
感動で打ち震えている私の前でヤナセは冷静な面持ちでハヤトの方を振り返り
「ハヤト…スクールの備品を投げるな」
物の取り扱いをハヤトに注意する徹底ぶりだ。
気にする所は、それ以前の問題なような気もするんですが…。
でも、ハヤトに掛けるヤナセの声は穏やかで、防犯ブザー鳴らした割には怒っている感じには思えなかった。
「ハヤトが防犯ブザー…鳴らしたの?」
「まぁな〜そしたらヤナセ、本当に飛んできやがった。ほらよ!」
「きゃっ!」
どうやらハヤトは本当にヤナセが来るのか試してみたようだ。
楽しそうに不敵な笑みをヤナセの背中に向け、防犯ブザーを放り投げてくる。
狙い通りに飛んできたブザーは、私とヤナセの間に落ちてーーーー
パシッ!
きたと思ったら、まるで見ていたかのようにヤナセの頭上でキャッチされた。
流石ヤナセ様…千里眼!
それも慌てて両手を上げてしまって私の身体に掛けていたローブが落ちそうになったのをもう片方の手で止めてくれている。
やはりこの人は、只者ではないわ!!
感動で打ち震えている私の前でヤナセは冷静な面持ちでハヤトの方を振り返り
「ハヤト…スクールの備品を投げるな」
物の取り扱いをハヤトに注意する徹底ぶりだ。
気にする所は、それ以前の問題なような気もするんですが…。
でも、ハヤトに掛けるヤナセの声は穏やかで、防犯ブザー鳴らした割には怒っている感じには思えなかった。