この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
カチャ…
着替え終わって控え室のドアをゆっくり開けると、ドアの隙間からソファーに踏ん反り返って脚を組み、タブレットを操作しているハヤトが見えた。
きっと今日のレッスンの報告をしているのだろう。
声を掛けて邪魔してしまうのが悪い気がするくらい、真剣な顔をしている。
こんな真剣なハヤトは本当に初めて見た。
声を掛けにくくてそのまま隙間から様子を見ていると、視線を感じたのかハヤトの方から気が付いた。
「支度したのか?」
「う、うん…待たせてごめんね」
『遅せ〜よ!』
私は中でハヤトの次の台詞は決まっていたが、ハヤトはタブレットをテーブルに置いて
「紅茶…淹れてやるから座ってろ」
ほらね〜!予想通り…
「えっ!?紅茶?」
全然予想外な返事が返ってきて、聞き間違いかと思ってしまう。
口を開けて固まっている私にハヤトは
「これが最後だからな!俺が琴海に紅茶淹れてやんの!講師になったら珈琲淹れろよ!」
怒り口調で俺様は腰に片手を当てて茶葉を入れたポットにお湯を注いでいく姿が、言い方とやってくれている事が不釣り合いで、笑いが込み上がってきてしまう。
「ふ…ふふふ…くす!」
「あぁ〜!何笑ってんだよ!早く座れ!」
「ご、ごめんね…有難うハヤト。味わって飲むね」
「当たり前だろ」
手際よくお茶の支度をするハヤトの背中を私はソファーに座りながら、微笑ましく見詰めていた。
着替え終わって控え室のドアをゆっくり開けると、ドアの隙間からソファーに踏ん反り返って脚を組み、タブレットを操作しているハヤトが見えた。
きっと今日のレッスンの報告をしているのだろう。
声を掛けて邪魔してしまうのが悪い気がするくらい、真剣な顔をしている。
こんな真剣なハヤトは本当に初めて見た。
声を掛けにくくてそのまま隙間から様子を見ていると、視線を感じたのかハヤトの方から気が付いた。
「支度したのか?」
「う、うん…待たせてごめんね」
『遅せ〜よ!』
私は中でハヤトの次の台詞は決まっていたが、ハヤトはタブレットをテーブルに置いて
「紅茶…淹れてやるから座ってろ」
ほらね〜!予想通り…
「えっ!?紅茶?」
全然予想外な返事が返ってきて、聞き間違いかと思ってしまう。
口を開けて固まっている私にハヤトは
「これが最後だからな!俺が琴海に紅茶淹れてやんの!講師になったら珈琲淹れろよ!」
怒り口調で俺様は腰に片手を当てて茶葉を入れたポットにお湯を注いでいく姿が、言い方とやってくれている事が不釣り合いで、笑いが込み上がってきてしまう。
「ふ…ふふふ…くす!」
「あぁ〜!何笑ってんだよ!早く座れ!」
「ご、ごめんね…有難うハヤト。味わって飲むね」
「当たり前だろ」
手際よくお茶の支度をするハヤトの背中を私はソファーに座りながら、微笑ましく見詰めていた。