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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
砂時計の砂が落ち終わると、ハヤトはカップに紅茶を注ぎ始めた。
ハヤトもちゃんと時間を計って茶葉の蒸らし時間を確認している所は、ラブカル講師としてのプロフェッショナルさを感じる。
フルーティで芳醇な香りが漂い、とても美味しそうだ。
ハヤトはソーサーは使わずカップの持ち手を持って、私に差し出してきた。
「ほら、飲め!」
「…有難う…」
紅茶を零さないように両手でカップを受け取ると、ハヤトも自分の分を持ったまま、一人分くらいの間を空けてソファーに座った。
最初のレッスンの時は、密着してくるほど近くに座って驚いたけどな…
今となってはそんな事も懐かしいと、微笑ましく思いながら紅茶を一口含む。
「んっ!美味しい〜!グレープフルーツティーだ」
甘酸っぱさとほろ苦さが程よく口の中に広がり、グレープフルーツの香りがとても爽やかだった。
凄く美味しくて感動している私をハヤトは一瞥して
「あっそ〜。適当に取ったんだけど」
素っ気なく言ってきた。
「そうなんだ〜!とっても美味しいよ。今度買ってみよっと!」
「ふ〜ん。お茶なんてどれも大差ないと思うけどな」
興味なさげな態度の割には、さっきはしっかり時間を計っていたのに…
思わず突っ込みたくなってしまったが、またもや言葉を飲み込んで、気になった事を聞いてみた。
「ねぇハヤト、なんで防犯ブザーを鳴らしたの?」
ハヤトもちゃんと時間を計って茶葉の蒸らし時間を確認している所は、ラブカル講師としてのプロフェッショナルさを感じる。
フルーティで芳醇な香りが漂い、とても美味しそうだ。
ハヤトはソーサーは使わずカップの持ち手を持って、私に差し出してきた。
「ほら、飲め!」
「…有難う…」
紅茶を零さないように両手でカップを受け取ると、ハヤトも自分の分を持ったまま、一人分くらいの間を空けてソファーに座った。
最初のレッスンの時は、密着してくるほど近くに座って驚いたけどな…
今となってはそんな事も懐かしいと、微笑ましく思いながら紅茶を一口含む。
「んっ!美味しい〜!グレープフルーツティーだ」
甘酸っぱさとほろ苦さが程よく口の中に広がり、グレープフルーツの香りがとても爽やかだった。
凄く美味しくて感動している私をハヤトは一瞥して
「あっそ〜。適当に取ったんだけど」
素っ気なく言ってきた。
「そうなんだ〜!とっても美味しいよ。今度買ってみよっと!」
「ふ〜ん。お茶なんてどれも大差ないと思うけどな」
興味なさげな態度の割には、さっきはしっかり時間を計っていたのに…
思わず突っ込みたくなってしまったが、またもや言葉を飲み込んで、気になった事を聞いてみた。
「ねぇハヤト、なんで防犯ブザーを鳴らしたの?」