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ラブカルチャースクール 2
第38章 M Lesson 14回目
なんか答え合わせでもするみたいで、ドキドキと脈が逸る。

合っているか分からないけど、思いつく限りの事をヤナセに伝ていく。

「ハヤトは…レッスンの直後に寝てしまった私を…心配してくれたんじゃ?」

ハヤトだってラブカル講師だ…寝落ちと気絶の区別はつくだろう。

でも念のためヤナセを呼んだんじゃないのかな?

それも自分で呼びに行くより、防犯ブザーを使った方が早いと思った。

一頻り話し終わるとヤナセは軽く握った手を口元に当てて、少し目を伏せる。

「そうですね…それも一理あったと思います…」

「それも?他にも理由があるんですか……あっ…」

もしかしてハヤトは、本当にラブカルを辞めようとしている!?

だから分が悪くなるように態とブザーを鳴らしたの!?

「ヤ、ヤナセさん…ハヤト、ラブカル辞めちゃうんですか?」

一旦考えが浮かんでしまうと、それもあり得るかもしれないと思って、焦ってテーブルに身を乗り出してヤナセに確認してしまった。

ヤナセは目を細めたまま沈黙する。

この沈黙は…一体なに?

「ヤナセさん…」

「ハヤトが琴海様に…そう言ったんでしょうか?」

「あっ…えっと…」

今日のハヤトが話してくれた事を言ってもいいのだろうか?

だけどヤナセなら何でも知っていそうだし、下手に隠し事なんかしてしまったら、恐ろしい羞恥プレイをさせられてしまうかもしれない。

まるでヤナセの催眠術にでも掛かった様に、ハヤトとの会話をヤナセに告白したのだった。

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