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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
「琴海様…本日の教養は立会いを入らせて頂きます…」
「立会いですか?前回のコウセイとマサキの研修とはまた違うんですよね?」
「はい…今回の講師が研修組なので…管理役として特別講師が立ち会わせて頂く事になります。毎回、落ち着かない講習になってしまいますが…何卒ご了承頂けたらと思います…」
スクール事情だから仕方がないのに、ヤナセは深々と頭を下げてきた。
「ヤナセさん!全然大丈夫です!それだけでマスターコースが特殊なんだと思いますし、一人で受けるより楽しいので!」
毎回気を使って貰っているのに、こんな風にヤナセに頭を下げられると物凄く恐縮してしまい、両手をジタバタさせて慌ててしまう。
ヤナセは頭を上げると、踊っているみたいな私にフッと柔らかく表情を綻ばせた。
「有難うございます…。何かございましたら…立会いの者に直ぐにお申し付け下さい…」
「はい!分かりました!では講習に行って参ります!」
敬礼でもしそうな勢いで立ち上がると、ヤナセは見守るように見上げて
「本当に琴海様は…頼もしいですね…」
「有難うございます!」
褒め言葉にお礼を述べたが、ヤナセの表情はどこか憂いている感じに思える。
「では、行ってきます!」
「行ってらしゃませ…琴海様…」
シャキシャキと手脚を伸ばして行進していく私の背中に、ヤナセは立ち上がって一礼をして見送ってくれた。
ドックン…ドックン…
今日はきっと…何かある…。
移動するためのエレベーターを待ちながら、そんな予感が胸に過った。
「立会いですか?前回のコウセイとマサキの研修とはまた違うんですよね?」
「はい…今回の講師が研修組なので…管理役として特別講師が立ち会わせて頂く事になります。毎回、落ち着かない講習になってしまいますが…何卒ご了承頂けたらと思います…」
スクール事情だから仕方がないのに、ヤナセは深々と頭を下げてきた。
「ヤナセさん!全然大丈夫です!それだけでマスターコースが特殊なんだと思いますし、一人で受けるより楽しいので!」
毎回気を使って貰っているのに、こんな風にヤナセに頭を下げられると物凄く恐縮してしまい、両手をジタバタさせて慌ててしまう。
ヤナセは頭を上げると、踊っているみたいな私にフッと柔らかく表情を綻ばせた。
「有難うございます…。何かございましたら…立会いの者に直ぐにお申し付け下さい…」
「はい!分かりました!では講習に行って参ります!」
敬礼でもしそうな勢いで立ち上がると、ヤナセは見守るように見上げて
「本当に琴海様は…頼もしいですね…」
「有難うございます!」
褒め言葉にお礼を述べたが、ヤナセの表情はどこか憂いている感じに思える。
「では、行ってきます!」
「行ってらしゃませ…琴海様…」
シャキシャキと手脚を伸ばして行進していく私の背中に、ヤナセは立ち上がって一礼をして見送ってくれた。
ドックン…ドックン…
今日はきっと…何かある…。
移動するためのエレベーターを待ちながら、そんな予感が胸に過った。