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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
教室に入り席に着くと、ハナブサは私より後ろの座席に座った。

「ハナブサさん横の席じゃないんですか?」

「はい。自分はあくまでも立会いでし、後ろの方が研修の様子が良く分かるんです」

「あぁ!なるほど〜!」

ナツは補習でマサキとコウセイは研修だったから横並びだったが、ハナブサは立場が違うからだと納得する。

今回は講習する講師が研修組だから、受講は私だけのようだ。

研修組か…

まさかセイジじゃないよね。

思わず願望が浮かぶと共に、フッと違和感も付いてきた。

あれ?
セイジも研修組だったけど…立会いの講師は居なかった。
むしろ補習を受けるナツがいた。

この違いは何か意味があるのだろうか?

気になってハナブサの方に振り向こうとした時――――

ガチャ!!

パッシン!!

ドアが開く音と、ハナブサの扇子の音が重なった。

来た!!
……あ…あぁぁぁぁぁぁ〜!

教室に現れたのは、なんと初めての担当講師。

スラッとした長身、鼻筋の通った高い鼻、彫りの深い目元に白い肌…

一回会った事がある人物だった。

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