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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
その講師も私を見るや一瞬目を見開いたが、直ぐさまニッコリと笑顔を向けてきた。
「Oh!君、先日エレベーターで会いましたよね?」
「は、はいっ!そうです」
「えっと…コトミ…コトミさんっていうんだね!僕はセルジュと言います。今日の講習も担当をさせて貰うからヨロシクね!」
タブレットで私の名前を素早く確認してから、自身の名前を名乗ってくる。
「セルジュ…さん。宜しくお願いします!」
慌てて席から立ち上がりペコリと一礼をする私にセルジュと名乗った講師は、綺麗に整った甘いマスクで歯を見せながら屈託なく笑う。
やはり外人さんなんだ。
それともハーフ?
ラブカル講師は基本的フレンドリーな人が多いけど、このセルジュはまた外人ならではの気さくな気がした。
それにしても『セルジュ』とは…
ちょっとセイジに名前が似ていて、それだけでドキドキしてしまう。
でも少し面識がある講師で良かった!
やっぱり初対面は緊張しちゃうし。
安心しながら座席に座り直したが…
背後から異様な気配が漂っている気がして振り返ると
「ハナブサ…さん?」
「琴海さん、セルジュと面識があったんですか?」
ハナブサは私にセルジュとの事を問い掛けながらも、開いた扇子越しに真っ直ぐセルジュを見据えている。
何だろう…
大抵ハナブサの考えていることは解り難いけど、こんな鋭い目付きのハナブサは初めてだ。
ドックン…
瞬間、胸の奥が嵐の前の森のようにざわつき出し、ヤナセの憂いたヘーゼルの瞳が頭を過ぎった。
「Oh!君、先日エレベーターで会いましたよね?」
「は、はいっ!そうです」
「えっと…コトミ…コトミさんっていうんだね!僕はセルジュと言います。今日の講習も担当をさせて貰うからヨロシクね!」
タブレットで私の名前を素早く確認してから、自身の名前を名乗ってくる。
「セルジュ…さん。宜しくお願いします!」
慌てて席から立ち上がりペコリと一礼をする私にセルジュと名乗った講師は、綺麗に整った甘いマスクで歯を見せながら屈託なく笑う。
やはり外人さんなんだ。
それともハーフ?
ラブカル講師は基本的フレンドリーな人が多いけど、このセルジュはまた外人ならではの気さくな気がした。
それにしても『セルジュ』とは…
ちょっとセイジに名前が似ていて、それだけでドキドキしてしまう。
でも少し面識がある講師で良かった!
やっぱり初対面は緊張しちゃうし。
安心しながら座席に座り直したが…
背後から異様な気配が漂っている気がして振り返ると
「ハナブサ…さん?」
「琴海さん、セルジュと面識があったんですか?」
ハナブサは私にセルジュとの事を問い掛けながらも、開いた扇子越しに真っ直ぐセルジュを見据えている。
何だろう…
大抵ハナブサの考えていることは解り難いけど、こんな鋭い目付きのハナブサは初めてだ。
ドックン…
瞬間、胸の奥が嵐の前の森のようにざわつき出し、ヤナセの憂いたヘーゼルの瞳が頭を過ぎった。