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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
「日本語バリバリなんですか〜!良かったぁ!外国語話せないからどうしようかと思いました〜」

「それはそれは失礼しました。友達に話すみたいな感覚で大丈夫だからね!」

「はい!」

テンポの良い会話に、すっかりセルジュのペースに乗せられていく。

「なんならコトミが講師になった時に、フランス語も個人レッスンしてあげるよ〜!」

「はは〜!個人レッスン……えぇっ!」

流石ハーフ!ノリが良い。

リップサービスにしても、ハナブサの前で大胆過ぎるのではなかろうか?

思わず口を開けて固まってしまうが、セルジュは意味深に口元に笑いを浮かべている。

元々ヤナセ張りに綺麗な顔立ちのセルジュの微笑みは、物凄く妖艶だった。

陽気に笑っているかと思ったら、時たま覗かせるその妖しげな表情は、もしかしたらセルジュの真の顔?

普段お姉言葉のホズミが、突然男に戻る瞬間とはまた違う感じ。

なんだろう…
ちょっと胸騒ぎがする。

パシンっ!

絶妙なタイミングで、扇子の閉じられる音した。

「セルジュ、いい加減に授業始めて下さい。あまりにも脱線すると、評価に影響します

「了解です…ハナブサ」

ハナブサの厳しい忠告にセルジュは、肩を竦めて苦笑いをして、 プロジェクタのスイッチを押す。

「ではコトミさん…今日のレッスンを始めましょう〜!」

これから一大イベントでも始まるかの様に、セルジュは両腕を大きく広げた。

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