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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
あぁでも、色んなタイプに慣れていかないと、臨機応変に対応できないものね…
うん…。

ただでさえ人生経験値が薄っぺらい私には、スクールの講師たちの個性に触れられることもレッスンだと思った。

それに『蟻』でいいのにわざわざ『さん』まで付けて、レッスンを楽しませてくれようとしているセルジュのサービス精神はちょっと嬉しいかもしれない。

「ふふ…セルジュさん面白いのね」

笑顔でそう言うと、セルジュは胸に手を当てて左右に首を振る。

「オオ〜!コトミ〜!笑顔がとってもチャーミングね!」

「…ありがとう…」

いちいちジェスチャーが大きいのは、直ぐには慣れそうにないけど…。

次は、セルジュから問い掛けられる。

「ではコトミ〜!この中で気になる所はどこですか〜?」

「気になる所?お臍かな〜。余りイメージにないから」

「ウィ〜!では、おヘソから説明していくね」

「はい!」

元気良く返事をするとセルジュは口元を綻ばせ、さっきより少し妖しげな笑みを浮かべた。

その美しい笑顔に、つい目を奪われる。

本当に色んな表情を持っている人だな…。

でもこれはまだほんの序の口で、これから始まるセルジュマジックに嵌められていくとは、この時は露ほども思っていなかった。

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