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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
パシィィィ〜ンッ!
またその物体を早業でキャッチするセルジュ。
セルジュは半チャックのまま、真顔で手に握った物を広げて前に差し出す。
「ハナブサ〜僕の大事なムスコに、呪いを掛けないでくださぁい」
そう…
飛んで行ったのはハナブサの『呪いの扇子』。
まさかこんな早く発動するとは思わなかった。
ハナブサに冗談ぽく言っているセルジュの口元は笑みを浮かべているが、目が笑っていない。
綺麗な顔だけに妙なオーラを醸し出していた。
ハナブサは静かに席を立ちセルジュに向かって歩いていく。
「貴方が真面目にレッスンしていれば、いちいち煩わしいことをしなくて済むんです」
厳しくセルジュを諌めたハナブサの目元は、照明が反射して眼鏡が光っていて、これもまた迫力を増していた。
「ウィ…失礼しました。でもこれが僕のスタイルですから、少しは静かに見守って下さいませ」
セルジュは広げた扇子を胸元に当てて軽く一例をする。
優美な仕草が様になっていて、半チャックなことも忘れてしまいそうだ。
ハナブサが怪訝な表情で手を差し出すと、セルジュは慣れた手つきで扇子を閉じて、ハナブサの手のひらに叩き付けた。
またその物体を早業でキャッチするセルジュ。
セルジュは半チャックのまま、真顔で手に握った物を広げて前に差し出す。
「ハナブサ〜僕の大事なムスコに、呪いを掛けないでくださぁい」
そう…
飛んで行ったのはハナブサの『呪いの扇子』。
まさかこんな早く発動するとは思わなかった。
ハナブサに冗談ぽく言っているセルジュの口元は笑みを浮かべているが、目が笑っていない。
綺麗な顔だけに妙なオーラを醸し出していた。
ハナブサは静かに席を立ちセルジュに向かって歩いていく。
「貴方が真面目にレッスンしていれば、いちいち煩わしいことをしなくて済むんです」
厳しくセルジュを諌めたハナブサの目元は、照明が反射して眼鏡が光っていて、これもまた迫力を増していた。
「ウィ…失礼しました。でもこれが僕のスタイルですから、少しは静かに見守って下さいませ」
セルジュは広げた扇子を胸元に当てて軽く一例をする。
優美な仕草が様になっていて、半チャックなことも忘れてしまいそうだ。
ハナブサが怪訝な表情で手を差し出すと、セルジュは慣れた手つきで扇子を閉じて、ハナブサの手のひらに叩き付けた。