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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
角度的にハナブサの表情は良く見えないが、二人の間に重い空気が漂っているのは何となく分かる。
「あの…次いきましょうか?」
重たい雰囲気が耐え難くなって、つい声をかけてしまった。
ハナブサはゆっくり振り返り、席に戻ってきて私の横で一旦立ち止まる。
「琴海さん、失礼しました。セルジュが愚かな事をしても無視して頂いて結構ですので」
「はい…承知致しました」
ヤナセ同様丁寧な言葉だけど、いつになく淡々と言われて若干怖く感じた。
とにかく、セルジュのノリに私が振り回されなければ無事に終わるってことだ。
始まったばかりのレッスンなのに時計をチラっと見て、残り時間を確認してしまう。
「コトミ?どうかしましたか?」
カチャカチャとベルトを戻していたセルジュが、目ざとく私の動きに気付く。
うぅっ!
やはり侮れぬ、セルジュ!
「ううん!なんでもないわ!セルジュ、次は指がいいかな!」
まさか「あと何分で終わるかと思って」なんて言えやしないし、次の内容に進むのが無難だと考えて、セルジュが脱がなそうなのを敢えてチョイスしてみた。
「オオ〜指ですか!これもまた良い場所ですね〜!」
「そ、そう?指なら普段から触りやすいし、スキンシップに良いのかなぁって思ったの」
セルジュの突っ込みを逸らすつもりが言ってみたが、案外気になる所かもしれない。
「あの…次いきましょうか?」
重たい雰囲気が耐え難くなって、つい声をかけてしまった。
ハナブサはゆっくり振り返り、席に戻ってきて私の横で一旦立ち止まる。
「琴海さん、失礼しました。セルジュが愚かな事をしても無視して頂いて結構ですので」
「はい…承知致しました」
ヤナセ同様丁寧な言葉だけど、いつになく淡々と言われて若干怖く感じた。
とにかく、セルジュのノリに私が振り回されなければ無事に終わるってことだ。
始まったばかりのレッスンなのに時計をチラっと見て、残り時間を確認してしまう。
「コトミ?どうかしましたか?」
カチャカチャとベルトを戻していたセルジュが、目ざとく私の動きに気付く。
うぅっ!
やはり侮れぬ、セルジュ!
「ううん!なんでもないわ!セルジュ、次は指がいいかな!」
まさか「あと何分で終わるかと思って」なんて言えやしないし、次の内容に進むのが無難だと考えて、セルジュが脱がなそうなのを敢えてチョイスしてみた。
「オオ〜指ですか!これもまた良い場所ですね〜!」
「そ、そう?指なら普段から触りやすいし、スキンシップに良いのかなぁって思ったの」
セルジュの突っ込みを逸らすつもりが言ってみたが、案外気になる所かもしれない。