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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
まるでファンタジーの世界から飛び出してきた、王子様みたいで思わず見惚れてしまう。

ヤナセと並んだら芸術的な絵面になると思った。

青みがかった瞳で、セルジュはジッと見詰めてきて…

「コトミ…手のひらは舐めたり…乳首を這わせたりして刺激するのも効果的です」

囁くような声とガラス玉みたいな綺麗な瞳で言った言葉は、エロかった。

「わ、分かったわ…次のレッスンで試してみる」

上ずった声でそう答えると、セルジュはカッと目を見開き

「オオッ!それなら是非とも今僕のを舐めてくださぁい!」

「えぇぇぇっ!今ぁ!?」

「遠慮せずに、さぁどうぞ〜!」

ニッコリ微笑んで、指を思いっきり広げた手を私の顔の前に差し出してくる。

ど、どうしよう…
ちょっと舐めるだけぐらいした方が良いのかな?

セルジュマジックか、このノリと勢いに乗せらせそうになっていく。

「では…」

「ウィ…」

甘く響くフランス語が映画のワンシーンみたいなムードを醸し出し、白い手に引き込まれるように口を近づけていくと…

パッシィィィィンッ!

お約束通りの音が鳴り、脳内はフランスから一気にジャパニーズに場面が変わった。

手のひらと口の間には、見事に扇子が挟まれている。

「セルジュ、舐めるんだったら私がします」

またセルジュへの忠告かと思いきや、ハナブサは新たなパターンで、セルジュマジックの阻止にかかってきた。

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