この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
ハナブサはセルジュの手首を握って、自分の口元に持ち上げた。
「ノンッ!止めてくださぁ〜い!」
セルジュは舐められるのを必死で止めようとして、腕に力を入れる。
セルジュの真顔が、ちょっと新鮮だ。
「感じているのが分かれば、誰の舌でも良いでしょう!」
「ヤローに舐められたい訳ない!」
据わった目でハナブサは舌を出して手のひらに近付けていく。
お互いの力がこもった腕がプルプルと震えていた。
そんな二人の姿が可笑しくて、笑いそうになるのをなんとか堪えながら、セルジュに次のお題をだす。
「セルジュ〜!手のひらは分かったから、次は『耳』が知りたいんだけど〜」
「オオッ!耳ね!ウィ〜!説明しまぁ〜す!」
ハナブサの舌から逃れる口実が出来て、セルジュは張り切ってそう言うと、ハナブサの手を勢い良く振り払った。
諦めたセルジュに安心したのか、ハナブサも力を抜いて手を離す。
ハナブサは教卓に戻るセルジュを一瞥して、また私の後ろに座り直すと
「琴海さん、絶妙でした」
「は、はい」
小声で褒めてくれた。
ちょっとこそばゆい気分だが、この先もまたセルジュが何をしてくるか分からない。
これ以上ハナブサに迷惑を掛けないように、気を引き締めた。
「ノンッ!止めてくださぁ〜い!」
セルジュは舐められるのを必死で止めようとして、腕に力を入れる。
セルジュの真顔が、ちょっと新鮮だ。
「感じているのが分かれば、誰の舌でも良いでしょう!」
「ヤローに舐められたい訳ない!」
据わった目でハナブサは舌を出して手のひらに近付けていく。
お互いの力がこもった腕がプルプルと震えていた。
そんな二人の姿が可笑しくて、笑いそうになるのをなんとか堪えながら、セルジュに次のお題をだす。
「セルジュ〜!手のひらは分かったから、次は『耳』が知りたいんだけど〜」
「オオッ!耳ね!ウィ〜!説明しまぁ〜す!」
ハナブサの舌から逃れる口実が出来て、セルジュは張り切ってそう言うと、ハナブサの手を勢い良く振り払った。
諦めたセルジュに安心したのか、ハナブサも力を抜いて手を離す。
ハナブサは教卓に戻るセルジュを一瞥して、また私の後ろに座り直すと
「琴海さん、絶妙でした」
「は、はい」
小声で褒めてくれた。
ちょっとこそばゆい気分だが、この先もまたセルジュが何をしてくるか分からない。
これ以上ハナブサに迷惑を掛けないように、気を引き締めた。