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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン!

ここで前半の講義が終わる合図が鳴った。

一息入れられることに、ホッと安堵する。

軽く項垂れた私に、セルジュは近寄ってきて心配そうに声を掛けてきた。

「コトミ〜?体調が悪いですか?」

顔を上げると、セルジュはしゃがんで机に手を乗せ、ブルーアイを切なげに潤ませている。

黙っていれば本当に、芸術的に綺麗だ。

まさかセルジュのハイテンションに疲れたとは言えない。

セルジュは私のために一所懸命頑張ってくれているんだから。

「ううん、ちょっとだけ疲れが溜まってたの。少し休めば大丈夫だと思う」

微笑んで答えると、セルジュは瞳を輝かせて

「オオ!それなら良かったでぇす!」

嬉しそうに私の手を握ろうとしてーーーーーー

パッシィ〜ンッ!

やっぱり、扇子で叩かれる。

「痛っ!ハナブサァ〜!僕の白魚の手になにするんですかぁ〜!」

「そんな台詞は白魚を食べてから言いなさい」

痛そうに手を摩るセルジュにハナブサは、相変わらずちょっとずれた突っ込みでセルジュの暴走を注意する。

「セルジュ、琴海さんにお茶をご用意して下さい」

疲れている私を気遣ってか、ハナブサはセルジュに指示を出した。

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