この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
「あ、有難うございます。でも自分のハンカチを使うので大丈夫です」
「いえ、ご遠慮なく」
「いやいや〜滅相もございませぬ」
ハナブサの心遣いは嬉しかったが、こんな高そうな物でココアを拭くなんて末恐ろい。
バッグからハンカチを取り出そうと手を伸ばす。
「ハイ〜コトミ〜。中からハンカチ取ろうか?」
セルジュがバッグを手元に近付けてくれた。
「有難う〜」
「どういたしまして〜」
本当に日本語が達者だなぁと思いながら、無事に口元を拭うと
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
そんなことしている内に後半の講義の合図が鳴ってしまった。
「あぁ〜終わっちゃった。ココア飲み終わってないのに」
飲み残したカップを残念そうに、トレーに戻そうとする。
「コトミ〜そんな悲しそうなお顔しないでくださぁい。僕も悲しくなりまぁす」
セルジュは眉間に皺をよせて、切なそうな表情を作る。
ココアでそこまでされるのも、ちょっと微妙だ。
「琴海さん、飲んで頂いて大丈夫です。セルジュもそう言いたいだけのようです」
「え…そうなんですか?」
セルジュを見やるとニッコリと微笑まれた。
「いえ、ご遠慮なく」
「いやいや〜滅相もございませぬ」
ハナブサの心遣いは嬉しかったが、こんな高そうな物でココアを拭くなんて末恐ろい。
バッグからハンカチを取り出そうと手を伸ばす。
「ハイ〜コトミ〜。中からハンカチ取ろうか?」
セルジュがバッグを手元に近付けてくれた。
「有難う〜」
「どういたしまして〜」
本当に日本語が達者だなぁと思いながら、無事に口元を拭うと
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
そんなことしている内に後半の講義の合図が鳴ってしまった。
「あぁ〜終わっちゃった。ココア飲み終わってないのに」
飲み残したカップを残念そうに、トレーに戻そうとする。
「コトミ〜そんな悲しそうなお顔しないでくださぁい。僕も悲しくなりまぁす」
セルジュは眉間に皺をよせて、切なそうな表情を作る。
ココアでそこまでされるのも、ちょっと微妙だ。
「琴海さん、飲んで頂いて大丈夫です。セルジュもそう言いたいだけのようです」
「え…そうなんですか?」
セルジュを見やるとニッコリと微笑まれた。