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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
「あ、有難うございます。でも自分のハンカチを使うので大丈夫です」

「いえ、ご遠慮なく」

「いやいや〜滅相もございませぬ」

ハナブサの心遣いは嬉しかったが、こんな高そうな物でココアを拭くなんて末恐ろい。

バッグからハンカチを取り出そうと手を伸ばす。

「ハイ〜コトミ〜。中からハンカチ取ろうか?」

セルジュがバッグを手元に近付けてくれた。

「有難う〜」

「どういたしまして〜」

本当に日本語が達者だなぁと思いながら、無事に口元を拭うと

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

そんなことしている内に後半の講義の合図が鳴ってしまった。

「あぁ〜終わっちゃった。ココア飲み終わってないのに」

飲み残したカップを残念そうに、トレーに戻そうとする。

「コトミ〜そんな悲しそうなお顔しないでくださぁい。僕も悲しくなりまぁす」

セルジュは眉間に皺をよせて、切なそうな表情を作る。

ココアでそこまでされるのも、ちょっと微妙だ。

「琴海さん、飲んで頂いて大丈夫です。セルジュもそう言いたいだけのようです」

「え…そうなんですか?」

セルジュを見やるとニッコリと微笑まれた。

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