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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
バシバシッ!

再び二人の間に火花が飛び散る。

至って二人とも真剣なのかもしれないけど、言っていることが本気なのか冗談なのか分かりにくい。

真顔で言っている言葉は、かなり大胆だ。

「コワァ〜?それともなんですか〜僕の立派でアーティスティックなペニスに嫉妬でもしましたかぁ?」

セルジュは片方の口端を上げて、皮肉気な表情を見せる。

嫌味な態度も綺麗なヴィジュアルに、妙にハマって見えてしまう。

股間のチャックも開けたまま、セルジュは腰に手を当てて前後にクイクイと動かしてきた。

それに対してハナブサは眉根一つ動かさず、いつも以上に淡々とセルジュに言い放つ。

「生憎、貴方のペニスを見たこともありませんし興味もない」

照明が反射して光る眼鏡が。やたら迫力があった。

そんな二人の気迫に、脚がプルプル震えてくる。

ひぃぃぃぃ〜!
どうしよう〜!
どうなるんだろう〜!?

せっかく良い感じで終わりそうだったのに、私がワタリの名前を出したばっかりに…
ここは責任持って収拾つけないとだよね。

このままだとラブカル抗争に発展してしまいそうだ。

「あ、あの〜取り敢えず講義を締めませんかね?」

やっと声を絞り出したらーーーー

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン!

救いの鐘の音が、教室に穏やかに響き渡った。

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