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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
チーン!
エレベーターがヤナセが待つ受付階に到着した。
ドアが開くと待ち構えていたように、出迎えてくれる人物ーーーー
「琴海様…教養レッスンお疲れ様でした」
ヤナセが優しく微笑み掛けてくる。
「今日の講義は…いかがでしたか?」
「ははは…ちょっと衝撃的なことがたくさんありましたけど、ハナブサさんがいてくれたので何事もなく無事に終わりました」
思ったままをヤナセに言って、一旦一緒にエレベーターを降りてくれたハナブサを振り向くと、無言でヤナセを凝視していた。
ピクリととも動かぬその表情は、蝋人形みたいで畏怖を感じる。
「ハナブサさん?」
「分かったハナブサ…また後で…」
声を掛けようとした瞬間、ヤナセがハナブサのテレパシーを読み取っていた。
なっ!以心伝心!!
やはり四天王だけに、人間離れしているんだわ!!
ある意味セルジュのパフォーマンスより二人のやり取りに驚愕してしまい、ポカ〜ンと口を開けてしまう。
「では琴海さん、私はこれにて失礼致します。本日は本当にお疲れ様でした」
パサッ…
ハナブサは開いた扇子で口元を覆い、受付階に止まったままのエレベーターに乗り込んでいく。
「あ…有難うございました!」
慌ててお礼を言ってハナブサに頭を下げると、眼鏡越しに見える切れ長の瞳は優しく微笑んでいた。
エレベーターがヤナセが待つ受付階に到着した。
ドアが開くと待ち構えていたように、出迎えてくれる人物ーーーー
「琴海様…教養レッスンお疲れ様でした」
ヤナセが優しく微笑み掛けてくる。
「今日の講義は…いかがでしたか?」
「ははは…ちょっと衝撃的なことがたくさんありましたけど、ハナブサさんがいてくれたので何事もなく無事に終わりました」
思ったままをヤナセに言って、一旦一緒にエレベーターを降りてくれたハナブサを振り向くと、無言でヤナセを凝視していた。
ピクリととも動かぬその表情は、蝋人形みたいで畏怖を感じる。
「ハナブサさん?」
「分かったハナブサ…また後で…」
声を掛けようとした瞬間、ヤナセがハナブサのテレパシーを読み取っていた。
なっ!以心伝心!!
やはり四天王だけに、人間離れしているんだわ!!
ある意味セルジュのパフォーマンスより二人のやり取りに驚愕してしまい、ポカ〜ンと口を開けてしまう。
「では琴海さん、私はこれにて失礼致します。本日は本当にお疲れ様でした」
パサッ…
ハナブサは開いた扇子で口元を覆い、受付階に止まったままのエレベーターに乗り込んでいく。
「あ…有難うございました!」
慌ててお礼を言ってハナブサに頭を下げると、眼鏡越しに見える切れ長の瞳は優しく微笑んでいた。