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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
今日のことを振り返りながら、ハナブサの乗ったエレベーターをボンヤリ眺める。

「琴海様…色々とお疲れだったでしょう。お茶を淹れますので一息吐いて下さい…」

今日の講義内容を察しているのだろう、ヤナセが穏やかに声で労ってくれた。

「有難うございます。そうですね…ちょっと疲れが襲ってきたかもです」

セルジュも講義は楽しかったけど、時たま見えるハナブサ…
四天王との確執に、無意識にかなり緊張してたのかもしれない。

ヤナセはレッスン前に出してくれた『フレッシュベリー』を再度淹れてくれた。

「それと…宜しかったらこちらもお召し上がり下さい…」

「ワッフル?」

紅茶と一緒に、生クリームが添えられたワッフルも出してくれた。

「このワッフルって…」

「はい…琴海様のバイト先のワッフルです。いつものお土産ですが…」

「お土産って…」

「ワタリとホズミです…」

「…そうですか」

今日行ったんだ…。
本当に好きなんだろうなぁ〜あの喫茶店も、店長と奥さんのことを…。

白いクリームが載ったワッフルを見詰めながら、喫茶店での二人の様子が目に浮かぶ。

ラブカルでも喫茶店でも…色々あったよなぁ。

卒業レッスンが近付いているからか、つい数ヶ月前のことが凄く懐かしく思えてしまう。

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