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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
口元を小さく綻ばせ、フォークを手に取る。
「頂きます!凄くお腹空いちゃったんで!」
美味しいお茶に、甘いお菓子…
温かい人たちに…
優しい…気持ち。
その空気に触れた途端、お腹が一気に空いてきた。
「クス…ゆっくりお召し上がり下さい」
そしてヤナセは、ワッフルより甘い笑顔を差し向ける。
やっぱりヤナセは美しい。
顔の造形はセルジュも引けを取らないけど、何か確固たるものがヤナセにはあるんだ。
それが何かは、上手く言えないけど…。
フォークで切ったワッフルに生クリームを載せて口に運ぶ。
程よい甘さが口の中に広がって、疲れた頭と身体を癒してくれる。
「おいひぃぃです!」
安心感も輪にかけて、幸せなひと時に涙がでそうな気分だ。
ヤナセは組んだ脚に肘を付き手の甲に顎を乗せて優しく微笑みながら、ワッフルを堪能する私を眺めていた。
私が食べ終わるまで待っていてくれたのだろう、紅茶を飲み干してカップとソーサーをテーブルに置くと、ヤナセはおもむろに組んでいた脚を戻してーーーー
「琴海様…今日のレッスン…セルジュの講義はいかがでしたか?」
穏やかに…静かに聞いてきた。
けど…
見詰めてくるヘーゼルの瞳は、全て見透かすかのように力強い光を放っていた。
「頂きます!凄くお腹空いちゃったんで!」
美味しいお茶に、甘いお菓子…
温かい人たちに…
優しい…気持ち。
その空気に触れた途端、お腹が一気に空いてきた。
「クス…ゆっくりお召し上がり下さい」
そしてヤナセは、ワッフルより甘い笑顔を差し向ける。
やっぱりヤナセは美しい。
顔の造形はセルジュも引けを取らないけど、何か確固たるものがヤナセにはあるんだ。
それが何かは、上手く言えないけど…。
フォークで切ったワッフルに生クリームを載せて口に運ぶ。
程よい甘さが口の中に広がって、疲れた頭と身体を癒してくれる。
「おいひぃぃです!」
安心感も輪にかけて、幸せなひと時に涙がでそうな気分だ。
ヤナセは組んだ脚に肘を付き手の甲に顎を乗せて優しく微笑みながら、ワッフルを堪能する私を眺めていた。
私が食べ終わるまで待っていてくれたのだろう、紅茶を飲み干してカップとソーサーをテーブルに置くと、ヤナセはおもむろに組んでいた脚を戻してーーーー
「琴海様…今日のレッスン…セルジュの講義はいかがでしたか?」
穏やかに…静かに聞いてきた。
けど…
見詰めてくるヘーゼルの瞳は、全て見透かすかのように力強い光を放っていた。