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ラブカルチャースクール 2
第39章 M Lesson 教養X
「コトミは…スクールの講師になるの?」
セルジュは今日一番の妖しい囁きをしてきた。
ドックン…ドックン…
心音が早まり、耳の奥で脈が大きく聞こえてくる。
「うん…女性講師目指してるけど…それがどうかした?」
「フゥ〜ン…」
セルジュは口元に笑みを浮かべ、コンビニの袋を態とらしく振り子みたいに揺らす。
その笑みはレッスンの時の明るい笑顔とは別物に見えた。
「コトミがヤナセ組かぁ〜」
「へ…ヤナセ組?」
組って…女性講師にグループでもあるんだろうか?
確かヤナセの元で女性講師を目指しているのは私も含めて四人いる。
生徒の増加に伴って女性講師の需要が凄く増えていると聞いていたから、本校だけじゃなく姉妹校でも講師を目指している人はいるだろう。
その情報をセルジュが知っている可能性はあってもおかしくはないけど――――
セルジュの言い回しは、明らかにヤナセ…
四天王への『敵対心』。
ハヤトの前例もあるし、私が無闇に首を突っ込むことではない。
「良く分からないけど、講師なれたら先輩として宜しくお願いします!」
今の精一杯の言葉と笑顔をセルジュに向けると
「ウィ…こちらこそ。その時は講習の相手してね。コトミ…」
ドックン!
囁くようにそう告げたセルジュは、背中に黒い羽が似合いそうなほど妖しげだった。
セルジュは今日一番の妖しい囁きをしてきた。
ドックン…ドックン…
心音が早まり、耳の奥で脈が大きく聞こえてくる。
「うん…女性講師目指してるけど…それがどうかした?」
「フゥ〜ン…」
セルジュは口元に笑みを浮かべ、コンビニの袋を態とらしく振り子みたいに揺らす。
その笑みはレッスンの時の明るい笑顔とは別物に見えた。
「コトミがヤナセ組かぁ〜」
「へ…ヤナセ組?」
組って…女性講師にグループでもあるんだろうか?
確かヤナセの元で女性講師を目指しているのは私も含めて四人いる。
生徒の増加に伴って女性講師の需要が凄く増えていると聞いていたから、本校だけじゃなく姉妹校でも講師を目指している人はいるだろう。
その情報をセルジュが知っている可能性はあってもおかしくはないけど――――
セルジュの言い回しは、明らかにヤナセ…
四天王への『敵対心』。
ハヤトの前例もあるし、私が無闇に首を突っ込むことではない。
「良く分からないけど、講師なれたら先輩として宜しくお願いします!」
今の精一杯の言葉と笑顔をセルジュに向けると
「ウィ…こちらこそ。その時は講習の相手してね。コトミ…」
ドックン!
囁くようにそう告げたセルジュは、背中に黒い羽が似合いそうなほど妖しげだった。