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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
パッパァ〜!
通りを走る車のクラクションがけたたましく鳴っているのを背中越しに聞き流す。
ラブカルビルの前に到着したが、前回の帰りのことを思い出すと脚が重くなって一歩が踏み出せない。
今日またセルジュに会う可能性なんて少ないと思うけど、万が一会ってしまったらと考えると恐怖感が先に立ってしまう。
「はぁ…何かされた訳じゃないんだから…大丈夫、大丈夫!」
自分を言い聞かすように呟いて、ビルの入り口に一歩踏み出すとーーーー
「あぁぁぁ〜!琴海さんだぁ〜!」
胸のモヤモヤが吹き飛ばされそうな勢いで、天真爛漫な声に呼びかけられた。
「ナツ!?」
「こんにちは〜!今日レッスンの日なんすね〜!」
声の主はナツだった。
人懐っこい笑顔で、大型犬みたいに駆け寄ってくる。
「うん、そうだよ〜!コンビニ行ってたの?」
「はいっ!ハヤトさんに新作のソフトクリーム買いにパシらせられたんすよ〜!」
ナツは顔をクシャッとさせて、コンビニの袋を私に見せてきた。
「あはははぁ〜!ハヤトがソフトリームって、なんかイメージぽくないなぁ」
「ああ見えて結構甘いの好きなんすよ〜。新作出る度に買いに行かされるんすけど、俺の分も買ってくれるんす!」
「へぇ〜ハヤトらしいね」
「はいっ!役得っす!」
無邪気なナツに、自然と口元が綻ぶ。
相変わらずハヤトは面倒見がいいなぁと思いながらナツから様子が聞けて、ちょっと安心した。
通りを走る車のクラクションがけたたましく鳴っているのを背中越しに聞き流す。
ラブカルビルの前に到着したが、前回の帰りのことを思い出すと脚が重くなって一歩が踏み出せない。
今日またセルジュに会う可能性なんて少ないと思うけど、万が一会ってしまったらと考えると恐怖感が先に立ってしまう。
「はぁ…何かされた訳じゃないんだから…大丈夫、大丈夫!」
自分を言い聞かすように呟いて、ビルの入り口に一歩踏み出すとーーーー
「あぁぁぁ〜!琴海さんだぁ〜!」
胸のモヤモヤが吹き飛ばされそうな勢いで、天真爛漫な声に呼びかけられた。
「ナツ!?」
「こんにちは〜!今日レッスンの日なんすね〜!」
声の主はナツだった。
人懐っこい笑顔で、大型犬みたいに駆け寄ってくる。
「うん、そうだよ〜!コンビニ行ってたの?」
「はいっ!ハヤトさんに新作のソフトクリーム買いにパシらせられたんすよ〜!」
ナツは顔をクシャッとさせて、コンビニの袋を私に見せてきた。
「あはははぁ〜!ハヤトがソフトリームって、なんかイメージぽくないなぁ」
「ああ見えて結構甘いの好きなんすよ〜。新作出る度に買いに行かされるんすけど、俺の分も買ってくれるんす!」
「へぇ〜ハヤトらしいね」
「はいっ!役得っす!」
無邪気なナツに、自然と口元が綻ぶ。
相変わらずハヤトは面倒見がいいなぁと思いながらナツから様子が聞けて、ちょっと安心した。