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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
思えばヤナセから怒られたり、注意されたりしたことがない。
ラブカルに通い始めたばがりの時も、どんな些細なことも褒めて励ましてくれた。
他の受付担当の講師がどうかは分からないけど、ヤナセが担当じゃなかったらここまでやってこれなかったと思う。
「有難うございます…ヤナセさん」
レポートを評価してくれただけじゃなく、今までの出来事がしみじみと込み上がってきて胸がいっぱいになった。
「琴海様…」
感慨深く思っているとヤナセが目を細めてジッと見詰めきて、囁くように名前を呼ばれる。
「はい?」
「その前回のレッスンの帰り…特に何事もなく帰られましたでしょうか?」
ドッキィィィン!
バレてるぅぅぅ〜!
やっぱりヤナセは何でもお見通しなんだ!
それともあの時、実は後ろにいたんだろうか!?
いやいや…ヤナセに限ってそんなセルジュみたいな不審な行動はしない、しない!
別に私が焦ることではないのになぜか後ろめたく感じてしまい、頭の中で自問自答が駆け巡らせていく。
セルジュに会ったこと…言うべきなのかな…。
「帰りですよね?」
「はい…帰りの際です…」
改めて聞き返す私に、ヤナセはニッコリ微笑んだ。
ラブカルに通い始めたばがりの時も、どんな些細なことも褒めて励ましてくれた。
他の受付担当の講師がどうかは分からないけど、ヤナセが担当じゃなかったらここまでやってこれなかったと思う。
「有難うございます…ヤナセさん」
レポートを評価してくれただけじゃなく、今までの出来事がしみじみと込み上がってきて胸がいっぱいになった。
「琴海様…」
感慨深く思っているとヤナセが目を細めてジッと見詰めきて、囁くように名前を呼ばれる。
「はい?」
「その前回のレッスンの帰り…特に何事もなく帰られましたでしょうか?」
ドッキィィィン!
バレてるぅぅぅ〜!
やっぱりヤナセは何でもお見通しなんだ!
それともあの時、実は後ろにいたんだろうか!?
いやいや…ヤナセに限ってそんなセルジュみたいな不審な行動はしない、しない!
別に私が焦ることではないのになぜか後ろめたく感じてしまい、頭の中で自問自答が駆け巡らせていく。
セルジュに会ったこと…言うべきなのかな…。
「帰りですよね?」
「はい…帰りの際です…」
改めて聞き返す私に、ヤナセはニッコリ微笑んだ。