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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
ひぃぃぃぃ〜!
言っていいの分からないぃぃぃ!

もし言ったとしたら…
ヤナセがどんな行動に出るかと思うと、想像を絶して脳みそが真っ白になる。

気不味くて、下唇を噛んでモゴモゴしてしまっているとーーーー

「琴海様…何かござい…」

プルルルルルル〜!

ヤナセが言いかけている途中で、レッスン準備が整った内線が鳴った。

今更誰だか知らないけど、ナイスタイミングゥゥゥ〜!

ジャンプしそうな勢いで立ち上がって

「ではヤナセさん!今日も張り切ってレッスン頑張ります!!」

「琴海様っ!」

ヤナセの呼び掛けを振り切って、脚が渦を巻くくらい急いで控え室に向かっていった。

バッタンッ!

駆け込んだ控え室のドアが反動で勢い良く閉まる。

ヤナセが追いかけてくる訳じゃないけどドアに背中を寄りかけ、耳を当てて足音を確認してしまった。

「はぁ…ビックリした…」

胸元に手を当てると、まだドキドキと脈打っている振動が伝わってくる。

正直にあった出来事を話せばいいのだろうけど…

必要以上ヤナセに迷惑を掛けるのが後ろめたかった。

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