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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
初めて見た…ホズミのこんな顔…。

セルジュって、一体何者なんだろう?

ホズミは手を握っていたからか、私が強張ってるのが解ったようで

「うふふ…チワワちゃん、緊張しなくても大丈夫よ〜」

いつもの優しい目つきで微笑んだ。

レッスンに関わる細かい情報は、受付担当のヤナセしか知り得ない。

今までの他の講師は申し送りでしか判断をしないと言っていた。

申し送り以外の情報を私が勝手に伝えていいのだろうか?

それとも姉さんになるべく心配させないためにも、気になったことは言っておいた方がいいのかな?

「えっと…」

話すのを躊躇っているとホズミは、手のひらに乗せるように握っていた手を縦にして、サンドイッチみたいに包み込む。

「実はね〜今回のチワワちゃんの担当が決まった時点で、ヤナセとハナブサから状況は少し聞いてるのよ〜」

「そうだったんですか!?」

「うふふ…ごめんなさいね〜。でも講師同士の視点だけじゃなく、講義を受けたチワワちゃんが思ったことも聞かせて欲しかったの」

ホズミは事情を説明しながら、上目遣いでお願いポーズをする。

私の手をサンドイッチしたまま口元に運ばれてしまい、指先がホズミのプルプルの唇に少し触れた。

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