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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
指先で解るくらい艶のある唇の感触を感じながら、安堵感が湧いてくる。

なんだぁ〜!
ヤナセとハナブサから聞いているなら、ある程度は大丈夫か〜!

「他にって言っても、大したことじゃないんですけど〜……」

すっかり気が緩んだ私は、レッスン時間も考慮して端的にセルジュの講義で印象に残っていることをホズミに話し出す。

私が話している間ホズミはニコニコと微笑んで何度も頷き、手を握ったまま隣に腰掛けていた。

「――――時たま妙な雰囲気になる時もあったけど、終始ハイテンションで〜直ぐに自分のモノを見せようとするから、本気なのかギャグなのかちょっと分かりにくかったんですけどね」

最初いきなりチャックを下ろされた時は本当に驚いたな。

こうやって話すとセルジュの講義も楽しかったと思える分、帰りに会った時の態度とのギャップにはやはり困惑していまう。

レッスンの時のセルジュ…
エントランスで会ったセルジュ…。

どっちが本当の彼の真の顔なんだろう…?

私が講師になって再会したら、セルジュの真意が解る時がくるのだろか――――。

一通り話し終わって一息を吐くと…

「なによ…それ…」

ホズミは珍しく眉間に皺をよせ、怒気を含んだような声音で一言呟いた。

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