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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
肘を立ててモソモソと起き上がろうとしたら、姉さんが背中に手を回して手伝ってくれた。

「有難うございます」

「眩暈する?」

目を細めて顔を覗き込み、甘く囁かれる。

低めの声に鼓膜がくすぐられて、ゾクッと背中が竦んだ。

おぉぉぉ〜!
姉さん、やっぱりイケメンです!

「もう平気です」

ニッコリ微笑み返すと

「良かったぁぁぁ〜!チワワちゃんに何かあったらホズミは泣いちゃう〜」

瞬殺でイケメンの影は掻き消され、肩を抱き締められながら、ヒゲの存在がない滑らかな肌で頬ずりされる。

「はははは…」

「じゃぁ早速レッツ『手懸け』よ〜!ソファーみたいな椅子があればいいけど、今日はベッドの上でするから、手を掛けられるようにクッション置くわねぇ」

ホズミはベッドの近くに用意されているクッションを二つ置いた。

「これに手を乗せてバランス取るんですね」

「一番手っ取り早いのは私の脚を掴むんだけど、動きによってはバランス取りにくいじゃなぁい。手摺りみたいなのがあると楽なんだけどね〜」

ホズミは楽しそうに説明すると、クッションの間に座って腕を伸ばしてくる。

「はぁ〜い!チワワちゃんお膝の上に乗ってぇ〜」

「あっ、はい!」

一旦ベッドから降りてホズミの前に後ろ向き立つ。

椅子に腰掛けるように膝に乗ろうとしたが、ラブカルのベッドは高さがある上姉さんも脚が長いから、座ろうとしたら足が床に着かなくて深く膝に乗れない。

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