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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
「チワワちゃん…」

何気なく言った一言に、ホズミは凄く悲しそうな顔になった。

「そうね…そう思っちゃうのも仕方ないわ。でも慣れちゃうのも寂しいわ…」

「慣れちゃう?」

「そう…」

ホズミは優しく囁き、私を抱き締めたままこめかみに軽くキスをする。

「最初にスクールに通い始めた頃と今の自分はどう思う?」

「どうって…一応成長はしたと思うんだけど…」

ラブカルに通い始めた頃は不安と緊張でいっぱいだった。

通い続けていいか悩んだりもしたけど、自分の環境が大きく変わったし、ヤナセも講師たちも凄く励ましてくれた。

何よりセイジへの気持ちが大きく膨らんで…
自分の未来を変えたくなった。

女性講師を目指して『マスターコース』に進んだけど、旦那との問題も解決してなくて、セイジへの想いも行き場がなくて泣いてばかりだった――――

振り返ると今の自分は卒業を間近にして自信も付いてきて、以前より緊張もしなくなっている。

「確かに慣れてきたわ。でも自信も付いてきたの。講師になったらまた大変だろうけど、どんなことでも乗り越えたいと思ってるよ!」

嘘じゃない…
本当に思って言い切ったのに――――

言い知れぬ不安が一気に噴き出してきそうになって、無意識にホズミの腕にしがみ付いていた。

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