この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
「チワワちゃん…」
何気なく言った一言に、ホズミは凄く悲しそうな顔になった。
「そうね…そう思っちゃうのも仕方ないわ。でも慣れちゃうのも寂しいわ…」
「慣れちゃう?」
「そう…」
ホズミは優しく囁き、私を抱き締めたままこめかみに軽くキスをする。
「最初にスクールに通い始めた頃と今の自分はどう思う?」
「どうって…一応成長はしたと思うんだけど…」
ラブカルに通い始めた頃は不安と緊張でいっぱいだった。
通い続けていいか悩んだりもしたけど、自分の環境が大きく変わったし、ヤナセも講師たちも凄く励ましてくれた。
何よりセイジへの気持ちが大きく膨らんで…
自分の未来を変えたくなった。
女性講師を目指して『マスターコース』に進んだけど、旦那との問題も解決してなくて、セイジへの想いも行き場がなくて泣いてばかりだった――――
振り返ると今の自分は卒業を間近にして自信も付いてきて、以前より緊張もしなくなっている。
「確かに慣れてきたわ。でも自信も付いてきたの。講師になったらまた大変だろうけど、どんなことでも乗り越えたいと思ってるよ!」
嘘じゃない…
本当に思って言い切ったのに――――
言い知れぬ不安が一気に噴き出してきそうになって、無意識にホズミの腕にしがみ付いていた。
何気なく言った一言に、ホズミは凄く悲しそうな顔になった。
「そうね…そう思っちゃうのも仕方ないわ。でも慣れちゃうのも寂しいわ…」
「慣れちゃう?」
「そう…」
ホズミは優しく囁き、私を抱き締めたままこめかみに軽くキスをする。
「最初にスクールに通い始めた頃と今の自分はどう思う?」
「どうって…一応成長はしたと思うんだけど…」
ラブカルに通い始めた頃は不安と緊張でいっぱいだった。
通い続けていいか悩んだりもしたけど、自分の環境が大きく変わったし、ヤナセも講師たちも凄く励ましてくれた。
何よりセイジへの気持ちが大きく膨らんで…
自分の未来を変えたくなった。
女性講師を目指して『マスターコース』に進んだけど、旦那との問題も解決してなくて、セイジへの想いも行き場がなくて泣いてばかりだった――――
振り返ると今の自分は卒業を間近にして自信も付いてきて、以前より緊張もしなくなっている。
「確かに慣れてきたわ。でも自信も付いてきたの。講師になったらまた大変だろうけど、どんなことでも乗り越えたいと思ってるよ!」
嘘じゃない…
本当に思って言い切ったのに――――
言い知れぬ不安が一気に噴き出してきそうになって、無意識にホズミの腕にしがみ付いていた。