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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
流さないようにしていた涙が、頬を一筋伝う。
嗚咽を溢したらダムを崩壊させてしまいそうで、唇を噛んで堪えた。
「うふふ…分かるわぁ〜。私たちもね、最初は同じだったのよ」
まともの返事が出来ない私の肩や腕をゆっくり撫でながら、ホズミは独り言のように話し出す。
「最初は戸惑うことの方がいっぱいでね〜。でも喜んでくれる人の笑顔を見れると、自分も救われた気持ちになって…それが誇りになってくるの」
講師陣にも一目置かれる四天王のホズミでも、そんな時代があったのかと新鮮に感じる。
「だけどね…この特殊な世界にいるとね〜感覚がズレる時があるのよ。平常心を保てなくなったり、自分の力を過信して慢心したりね〜」
姉さんがそんな風になるとは思えない…
大勢の講師がいるラブカルだから、何かのきっかけで自分をコントロール出来なくなる講師も現れるのだろう。
厳しい訓練やスクール規則があるのは、自制心を養うためのものでもあるのかも。
「私も…気を付けないと…」
「ふふ…そうね〜。自信が慢心になっちゃったら勘違いだけど…。チワワちゃんたち…女の子たちには、楽しく気持ち良く講師をして欲しいのよ」
「姉さん…」
女子の気持ちを汲んでくれるホズミらしい…
労りの言葉。
ホズミの長い指が頬と顎に添えられ、目線を合わせるように傾けられる。
「何があっても皆んなで守るから…一人で抱え込まないで…」
優しく見詰める瞳を揺らめかせ、甘く低い声で囁くホズミは…
凄くカッコ良かった。
嗚咽を溢したらダムを崩壊させてしまいそうで、唇を噛んで堪えた。
「うふふ…分かるわぁ〜。私たちもね、最初は同じだったのよ」
まともの返事が出来ない私の肩や腕をゆっくり撫でながら、ホズミは独り言のように話し出す。
「最初は戸惑うことの方がいっぱいでね〜。でも喜んでくれる人の笑顔を見れると、自分も救われた気持ちになって…それが誇りになってくるの」
講師陣にも一目置かれる四天王のホズミでも、そんな時代があったのかと新鮮に感じる。
「だけどね…この特殊な世界にいるとね〜感覚がズレる時があるのよ。平常心を保てなくなったり、自分の力を過信して慢心したりね〜」
姉さんがそんな風になるとは思えない…
大勢の講師がいるラブカルだから、何かのきっかけで自分をコントロール出来なくなる講師も現れるのだろう。
厳しい訓練やスクール規則があるのは、自制心を養うためのものでもあるのかも。
「私も…気を付けないと…」
「ふふ…そうね〜。自信が慢心になっちゃったら勘違いだけど…。チワワちゃんたち…女の子たちには、楽しく気持ち良く講師をして欲しいのよ」
「姉さん…」
女子の気持ちを汲んでくれるホズミらしい…
労りの言葉。
ホズミの長い指が頬と顎に添えられ、目線を合わせるように傾けられる。
「何があっても皆んなで守るから…一人で抱え込まないで…」
優しく見詰める瞳を揺らめかせ、甘く低い声で囁くホズミは…
凄くカッコ良かった。