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第40章 Ｍ Lesson 15回目

「あぁ〜ん！締め過ぎぃ〜！」

ロングスクリューにも膣トレ効果が発揮されたのか、ホズミは少し顔をしかめた。

「だって…変なこと言うから…」

ラブカルの『掟』が変わろうとしている今、講師同士の結婚の可能性は近い未来叶うのかもしれない。

期待していないって言ったら、嘘だ…。

だけどいきなり改まって言われると、思いのほか動揺してしまう。

「あら、変かしら〜？もし講師を辞めたら全然オッケ〜じゃない」

そう言って屈託無く笑ったホズミの顔は、本音に思えた。

「あ…そっか…そうだよね」

退職後なら誰かと付き合うことも『結婚』も出来る。

でもそれはあくまでもラブカル講師『以外』の男性だ。

私が望んでいる相手ではない…。

ホズミは指先で頭の天辺を撫でながら、私に希望を与えようとしてくれている。

「チワワちゃんが卒業が決まったら、またヤナセから詳しく説明されると思うけどね…女性講師は職務がハードな割には勤められる年数が男性講師ほど長くはないのよ…」

「え…な、何年？」

初めて知った情報に気が急いて、咄嗟に質問してしまったが、ホズミはさり気なく話しを続けた。

むしろ私を落ち着かせようとしてくれていたのかもしれない。

「何年と言うより…年齢制限かしらね〜」

「年齢制限…そうなんだ…」

何歳まで続けられるんだろう…

その頃に私とセイジは、どうなっているんだろうか――――。