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ラブカルチャースクール 2
第40章 M Lesson 15回目
明らかに少し凹んでる私に姉さんは、眉根を寄せて心配そうに顔を覗き込んできた。

「大丈夫よ〜チワワちゃん。ちゃんとグループ会社でフォローして貰えるし、老後も保障してくれるから〜」

どうやらホズミは私が落ち込んでいる理由をスクール退職後の収入についてと思ったみたいだ。

「はは…それなら…安心かな」

「うんうん!だからどんな時でも、セックスを気持ち良く感じて欲しいしの〜!運命のダーリンとまで、こなすセックスになったら寂しいじゃなぁい」

ドックン…

ホズミの言葉に、眠りそうになっていた記憶が蘇る

『こなすセックス』――――

それはラブカルに通う前の私だ。

旦那との義務的な性生活を悲しんでいたのは自分だったのに…

また繰り返そうとしていたなんて、つくづく自分の未熟さを思い知らされる。

愚かな自分に気付かされると同時に、ホズミに出された『宿題』の答えも解った気がした。

「姉さん…有難う。私自身が気持ち良いセックスしなかったら、ラブカルに通ってくる生徒にも本気で向き合えないよね」

「ふふふ〜チワワちゃん、良く出来ましたぁ〜」

ホズミはニッコリ微笑んで長い腕を余らせながら、ギュッと抱き締めてくる。

まだ答えは伝えていないけど、大きな花丸を貰ったみたいで嬉しくなった。

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