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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
「だ、いじょ…ぶです…」

まだ動揺気味の私にヤナセは妖しげに微笑んで

「クス…琴海様…本日のラストレッスンで少々緊張されているご様子…肩のお力を抜いて下さいね…」

上手く話をレッスンに持っていった。

いやいやいやいやぁ〜!
緊張もしてますが、今の驚きは今後のお茶についてなんですけど〜!

なんて…
ヤナセに突っ込むことなんて出来る訳なくて……

「はいぃ〜。頑張りますぅ〜」

おずおずと残りの紅茶を飲み干した。

プルルルルル!

カップの白い底が見えたと同時に、見計らったようにレッスン開始の内線が鳴り響く。

ドックゥン!

普段以上に、心臓の鼓動が大きく跳ねる。

いよいよだ――――

『ラストレッスン』が始まる――――。

カチャ…ン…

静かにカップを置いて、バッグを手に握りゆっくりと立ち上がる。

「行ってきます…ヤナセさん」

若干強張った顔の私に、ヤナセは温かく微笑み…

「琴海様…レッスンを楽しんで参りましょう…」

まるでダンスにでも誘うように朗らかに送り出してくれた。

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