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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
ローブに着替えて準備は整った。

今一度鏡に映る自分の顔を見据える。

「とにかくもう逃げられないんだから…」

唇を噛んで、目を閉じる…

パァンッ!

頬を挟むように両手で叩いて、気合を入れた。

「よっし!ラストレッスン頑張るぞ〜!」

レッスンが終わるまで緊張してしまうかもしれないけど、ヤナセが無茶をしてくることはないのは確実だ。

あっちもワタリや姉さんみたいに、デカ過ぎだったり長過ぎでもない、むしろ美しいとさえ思う。

だからきっと、大丈夫!!

…と…思う…。

ガッチャ!

また思いっきりドアを開けベッドの方に振り向くと――――

「ご準備は出来ましたか…琴海様…」

ローブ姿のヤナセが、眩くばかりの笑顔で出迎えてくれた。

「はうっ!」

ローブ姿さえも輝かしく見えて、目が眩みそうになって目をギュッと閉じる。

「琴海様…如何されましたか?」

「ななな、何でもないです!」

近寄ってこようとしたヤナセに手の伸ばして、ストップをかけた――――

「目にゴミでも…入りましたでしょうか?」

が!
ヤナセが止まってくれることはなく、ローブの裾を華麗に靡かせて近寄ってきた。

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