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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
朦朧として霞む視界には、唾液で濡れたヤナセの唇が妖しく光って見える。

「息苦しいですか…琴海様…」

「はぁ…はぁ…い…」

返事をするのがやっとな状態で、貪るように空気を吸った。

お互いの息が掛かる距離。

流れ落ちてくるヤナセの前髪が、私の頬を優しく撫でる。

濡れたままの唇をヤナセは親指で拭うようになぞっていく。

「クス…少々激しくなってしまいましたね…」

「はぁ…はい…ちょっとぉ」

ヤナセのイメージとは違った激し目のキスに、思いっきり翻弄されてしまった。

「では…次は穏やかにいたしましょう…」

「へ……穏やかにって…」

「フレンチ…キスです…」

「あ…」

ヤナセのイントネーションに、一瞬にして異国に飛ばされて感覚になった。

甘く囁かれると頭の芯が渦を巻いて身体の力が抜けていき、ヤナセの腕に凭れかかる。

何も言い返せぬまま再び唇に、柔らかい感触と熱いベーゼが落とされた。

ヤナセは軽く口を開き、唇でマッサージするみたいに食んでいく。

「あっ…んっ……うふっ…」

揉まれる度に赤い膨らみプルっと震えて気持ちがいい。

上唇をチュッと軽く吸われ、心地良い痺れが頭の中心でじんわりと広がる。

クチュ…チュ…クチュ…

少し開いた隙間から、ゆっくりと甘い果肉を食べさせられた。

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