この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
ヤナセは枕の近くに置いておいたティッシュを数枚取って、唾液で濡れた顎を拭いてくれた。
私は呆然と目を見開いて固まったまま、見下ろしてくるヤナセに聞いてみる。
「始め…ますか?」
そろそろ『椋鳥』を開始するかと思った。
いやむしろ期待したら――――
「いえ…もう少々…ご協力下さい」
ガァァァ〜ン!
これ以上更に何かされちゃうんですか?
ヤナセのことだから、そう安易にゴールドバーもご開帳させないのかも!
「はいぃ…私めでよろしければ…」
でも他に術がなく…
ヤナセに、されるがままになるしかなかった。
「有難うございます…もう少しですので…宜しくお願い致します…」
丁寧にお願いされてしまい、やたら恥ずかしく思えて顔が熱くなる。
ヤナセは目と口を弓月のようにして、ニッコリと笑い
「では…失礼致します」
一言述べると、抱きかかえたままの私の首元に顔を埋めてきた。
「あぁぁっ…」
首と付け根にヤナセの唇が押し当てられ、舌先で肌をくすぐられる。
「うっ…ふぅ…」
ギュッと抱きしめられて、覆い被さられていると、まるで吸血鬼に血を吸われているみたいだ。
でもヤナセなら…
ヴァンパイヤ伯爵姿でも似合いそう…。
実際は歯を立てられてはいないのに、首に埋められた頭がモゾモゾと動くだけで、恍惚感に襲われそうだった。