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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson

ヤナセは枕の近くに置いておいたティッシュを数枚取って、唾液で濡れた顎を拭いてくれた。

私は呆然と目を見開いて固まったまま、見下ろしてくるヤナセに聞いてみる。

「始め…ますか?」

そろそろ『椋鳥』を開始するかと思った。

いやむしろ期待したら――――

「いえ…もう少々…ご協力下さい」

ガァァァ〜ン!
これ以上更に何かされちゃうんですか?

ヤナセのことだから、そう安易にゴールドバーもご開帳させないのかも!

「はいぃ…私めでよろしければ…」

でも他に術がなく…
ヤナセに、されるがままになるしかなかった。

「有難うございます…もう少しですので…宜しくお願い致します…」

丁寧にお願いされてしまい、やたら恥ずかしく思えて顔が熱くなる。

ヤナセは目と口を弓月のようにして、ニッコリと笑い

「では…失礼致します」

一言述べると、抱きかかえたままの私の首元に顔を埋めてきた。

「あぁぁっ…」

首と付け根にヤナセの唇が押し当てられ、舌先で肌をくすぐられる。

「うっ…ふぅ…」

ギュッと抱きしめられて、覆い被さられていると、まるで吸血鬼に血を吸われているみたいだ。

でもヤナセなら…
ヴァンパイヤ伯爵姿でも似合いそう…。

実際は歯を立てられてはいないのに、首に埋められた頭がモゾモゾと動くだけで、恍惚感に襲われそうだった。

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