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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
そんなヤナセの姿を眺めながら、いつか元いた世界に戻ってしまうのだろうかと思うと、胸の奥が軋んだような音がした。
『ラストレッスン』が本当にヤナセとの最後の授業になったとしたら――――
なんか凄く…悲しい。
もっとヤナセから学ばせて貰いたいのに…
やっぱりここは無理してでも、お代わりしとくべきだったのかも!?
負のスパイラルに頭がグルグルしだして、思考が変な方向に走り出す。
悶々と考えている内に診察は終わってたけど
「泣きそうなお顔になっておりますが…どこか苦しいですか?」
優しく微笑みながらヤナセは手を握ってきた。
「あ…」
『胸が苦しいです…』
なんて言ったら、診察第二弾が始まってしまうだろう。
「もう大丈夫…です…」
「クス…無理はしないで下さいね…。少々神経が興奮状態で身体のバランスが取り難い状態のようです。少し寝ておきましょう…」
「分かりました…今日もラブカルタクシーですかね…?」
ヤナセのことだから、レッスン予約の時点で手配してたりして…
なんて思っていると――――
「いえ…今日は私がマンションまで送らせて頂きます…」
「…そうですか…やっぱりヤナセさんが…………えぇぇぇぇっっ!」
余りの驚きに、上半身がバネが付いたように起き上がった。
『ラストレッスン』が本当にヤナセとの最後の授業になったとしたら――――
なんか凄く…悲しい。
もっとヤナセから学ばせて貰いたいのに…
やっぱりここは無理してでも、お代わりしとくべきだったのかも!?
負のスパイラルに頭がグルグルしだして、思考が変な方向に走り出す。
悶々と考えている内に診察は終わってたけど
「泣きそうなお顔になっておりますが…どこか苦しいですか?」
優しく微笑みながらヤナセは手を握ってきた。
「あ…」
『胸が苦しいです…』
なんて言ったら、診察第二弾が始まってしまうだろう。
「もう大丈夫…です…」
「クス…無理はしないで下さいね…。少々神経が興奮状態で身体のバランスが取り難い状態のようです。少し寝ておきましょう…」
「分かりました…今日もラブカルタクシーですかね…?」
ヤナセのことだから、レッスン予約の時点で手配してたりして…
なんて思っていると――――
「いえ…今日は私がマンションまで送らせて頂きます…」
「…そうですか…やっぱりヤナセさんが…………えぇぇぇぇっっ!」
余りの驚きに、上半身がバネが付いたように起き上がった。