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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
結局、 少し寝るようにヤナセに言われ、色々と疲れもあってか小一時間ほど眠ってしまった。
眠りの波が浅くなった時に薄っすらと瞼が開くと人の気配がして
「…さま…琴海様…。お目覚めになられましたか?」
耳障りの良い声と、爽やかな香り…
スーツ姿の貴公子が視界に入り、一気に五感が痺れた。
「わっ!おはようございます!」
「クス…おはようございます…。身体…少しは楽になられましたか?」
もう夕方なのに間抜けな答え方をした私に、ヤナセは優しく微笑んで返してくれた。
「はい…。凄く楽になりました」
「それなら良かったです…。琴海様…お着替えの服お持ちしました」
「あ、有難うございます」
眠る前にヤナセが言っていた
『しかとお着替えもお手伝い致しますので…』
との言葉が頭を過ぎり、少し心臓がドキドキする。
上体を起こしてヤナセから着替えを受け取り枕元に置こうとすると
カチャ――――
陶器の小物入れに、擦れた金属音。
「あ…」
「クス…いつも身に付けてらっしゃいますから…大事な物ですよね…」
「はい…」
「忘れないように…ここに置いておきますね…」
ハープのネックレスを載せた小物入れを、ヤナセはベッドのサイドボードへ静かに置いた。
眠りの波が浅くなった時に薄っすらと瞼が開くと人の気配がして
「…さま…琴海様…。お目覚めになられましたか?」
耳障りの良い声と、爽やかな香り…
スーツ姿の貴公子が視界に入り、一気に五感が痺れた。
「わっ!おはようございます!」
「クス…おはようございます…。身体…少しは楽になられましたか?」
もう夕方なのに間抜けな答え方をした私に、ヤナセは優しく微笑んで返してくれた。
「はい…。凄く楽になりました」
「それなら良かったです…。琴海様…お着替えの服お持ちしました」
「あ、有難うございます」
眠る前にヤナセが言っていた
『しかとお着替えもお手伝い致しますので…』
との言葉が頭を過ぎり、少し心臓がドキドキする。
上体を起こしてヤナセから着替えを受け取り枕元に置こうとすると
カチャ――――
陶器の小物入れに、擦れた金属音。
「あ…」
「クス…いつも身に付けてらっしゃいますから…大事な物ですよね…」
「はい…」
「忘れないように…ここに置いておきますね…」
ハープのネックレスを載せた小物入れを、ヤナセはベッドのサイドボードへ静かに置いた。