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第41章 Ｍ Last Lesson

「…っ！？」

きゃぁぁぁぁぁ――――！！

心の中で絶叫しながら、顎が外れそうなくらい口を大きく開けてしまう。

今更なのに咄嗟に胸を隠そうとすると、ヤナセは素早く私の腕を掴んでローブの袖を脱がす。

「ひゃっ！」

片胸が露わになったかと思ったら、瞬く間に上半身剥かれていた。

胸を震わせて呆然としている私の手を添えるように持ち上げ、ヤナセは濡らしたタオルを印籠の如く向けてきて

「では琴海様…腕から拭いて参りますね」

ニッコリと美しく微笑んだ。

「は…はい…。お願いいたしますぅぅぅ…」

釣られるように微笑み返し、自己暗示を始めてみる。

ふふふ…もう今更よね…
さっきまでレッスンとはいえセックスしてたんだし、気にしなぁい、気にしなぁい……

キャウン…。

ヤナセに逆らえるなんて出来る訳なく、チワワは大人しくブラッシングならぬウォッシングをされる覚悟をした。

温かいタオルがそっと腕に当てられると、柔らかい肌触りが心地良かった。

自分が使っている少しゴワゴワするタオルとは大違いな高級感。

優しく撫でられるように腕を拭われていく。

「気持ち良い…」

まるで羽でマッサージでもされているみたいで、拭われたところから肌がフワフワと軽くなっていった。