パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第42章 Lesson 特殊課題

ドッキン！

『卒業』の二文字に過剰反応してしまって脈が大きく打つ。

ホズミにさり気なく聞かれたが、ここ数日『卒業レッスン』の課題のことで頭がいっぱいだった。

特に『特殊課題』――――

担当講師を『射精』させないといけないのは、セックスで当たり前の成り行きが、スクールでは当たり前じゃなかっただけに、どうしたらいいか悩んで途方にくれる。

ラストレッスンの日…

ヤナセがいなかったら、疲れた身体と頭で『特殊課題』のことばかり考えて、悶々としていただろう。

私が眠るまで付き添っていてくれた理由が後々理解できた。

せめてあの日だけでも、深く考えさせないようにとのヤナセの配慮だったんだと悟る。

「はい…凄く緊張してきてます…」

美味しい筈の奥さんの料理が、飲み込む度に喉につっかえる感覚がするほど、胸が息苦しい。

寝ても覚めても『卒業レッスン』のことばかり考える。

今日もバイトから帰ったら４８手を復習して、しっかり腰が振れるように筋トレも強化せねばだ。

「そうよね…ちょっと特殊で先が読めないものね。でもチワワちゃんならきっと大丈夫よ〜」

私の強張った表情にホズミは心配して、優しく励ましてくれた。