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ラブカルチャースクール 2
第42章 Lesson 特殊課題
「はうっ!」

余りのワタリの豪速球に私のハートはキャッチャーミットにはなりきれず、仰け反って倒れたくなった。

フリーズしかけた私の代わりに、ホズミがワタリに突っ込みを入れて始める。

「ちょっとぉぉぉ〜ワタリ!あんた本当にデリカシーないわね!もっとオブラートに包めないの!」

「ふんっ!薬なんか飲まないからな!」

「きぃぃぃ〜!本当にオブラートに包むんじゃないわよ!」

腕を組んで踏ん反り返って天然ボケをかますワタリに、ホズミは握った拳を上下に振って憤慨する。

「ははは…そうです…『射精』のことなんですけど…」

このままワタリと姉さんのコントを続けさせるのも申し訳ないし、ワタリの単刀直入にこの際あやかることにした。

「うんうん!言える範囲で答えるか何でも聞いてちょうだい」

ホズミは私の方に身体を向き直し、両手の指を絡めてお願いポーズで頷いてくる。

店長たちに聞こえないように小声で話そうとするが、上手くコントロール出来なくて声が震えてしまう。

深く息を吸って、意を決する。

「うん…有難う姉さん。あの〜二人はその…レッスンで『射精』したことあるの?」

「それはね〜私は……」

「ないなっ!」

やんわり教えてくれようとしたホズミと反して、ワタリはまたしてもど真ん中ストレートを狙ってきた。

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