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ラブカルチャースクール 2
第42章 Lesson 特殊課題
「チビ…『卒業レッスン』一発合格しろ」

カラン…

ワタリの言葉と一緒にグラスを鳴らす氷の音が、何かの予告のように聞こえた。

「え…一発合格…」

「おいっ!ワタリ!!」

突然のワタリの厳しい指令に再び緊張感が湧き上がってくる。

ホズミもかなり驚いたのか、メンズモードに戻った。

ドッキン…ドッキン…ドッキン――――

ジッと凝視してくるイーグルアイに心臓が萎縮してしまいそうだったが、元々厳しいワタリが更に酷なことを言ってくる理由が知りたい。

「出来たら…したいです。何か一発合格した方が良い理由があるんですよね?」

講師を『射精』させて、一発合格をした方が補習も再試験もなくなる。

どう考えたってその方が精神的にも肉体的にも楽だ。

でも――――

ワタリの言わんとしていることは別にあるように感じた。

グラスの半分までアイスティーを飲んだワタリはグラスをテーブルに置いて、また腕を組み直して

「まぁな…」

低い声で静かに肯定してきた。

「待てよワタリ!」

珍しく焦った様子でホズミが話しの続きを止めようとしたが、ワタリは鋭く目を光らせて

「チビ…お前、スクールの『掟』変えたいか?」

ラブカルの『タブー』に触れてきた。

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