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ラブカルチャースクール 2
第42章 Lesson 特殊課題

「えぇ…『掟改定』即決条件は今回だけなのよ。今後も変わる可能性はあるかもしれないけど…時間が掛かるみたいなの…」
愕然とした…。
もし『卒業レッスン』を時間かけてクリアしても、『掟』が直ぐに変わらないかもしれない。
絶対条件は、ヤナセの元にいる四人の女性候補が同時期に講師になることだったとは――――
自分だけが頑張ったとしても、自分だけが脱落してしまっても、どちらも『掟改正』にはならないんだ。
ヤナセの努力を水の泡にしてしまう。
考えれば考えるほど『卒業レッスン』へのプレッシャーが大きくなる。
「チビたちが合格しなかったら、ヤナセのスクールでの立場はすこぶる悪くなる。下手すると退職させられるかもしれない」
「ちょっ!だからワタリ〜!」
ヤナセの進退問題まで明かすワタリにホズミはまた怒り出したが、私の頭の中で色んなことが合致し始めてきた。
ヤナセが時たま見せた申し訳なさそうな表情の理由が、分かったような気がする。
「いいの姉さん…教えて貰えて良かった。『卒業レッスン』は一切の甘えを抜きにしないとだね…」
「そうだ…次があると思うな」
「ワタリッ!」
こんな時でもスパルタのワタリにホズミはまたハンカチを投げ付けようとしたが、ジッと私を凝視するイーグルアイに振り上げた腕が止まる。
「お前が講師になったらスクールでも好奇の目で見られるだろう」
「はい…」
「だが、どんなことがあっても必ず守ってやる」
「ワタリさん…」
ドックン!
ワタリの熱い言葉に、襲ってきた不安が一気に吹き飛ばされる。
鋭い鷲の瞳の奥には、揺るがない決意が見えるようだった。
愕然とした…。
もし『卒業レッスン』を時間かけてクリアしても、『掟』が直ぐに変わらないかもしれない。
絶対条件は、ヤナセの元にいる四人の女性候補が同時期に講師になることだったとは――――
自分だけが頑張ったとしても、自分だけが脱落してしまっても、どちらも『掟改正』にはならないんだ。
ヤナセの努力を水の泡にしてしまう。
考えれば考えるほど『卒業レッスン』へのプレッシャーが大きくなる。
「チビたちが合格しなかったら、ヤナセのスクールでの立場はすこぶる悪くなる。下手すると退職させられるかもしれない」
「ちょっ!だからワタリ〜!」
ヤナセの進退問題まで明かすワタリにホズミはまた怒り出したが、私の頭の中で色んなことが合致し始めてきた。
ヤナセが時たま見せた申し訳なさそうな表情の理由が、分かったような気がする。
「いいの姉さん…教えて貰えて良かった。『卒業レッスン』は一切の甘えを抜きにしないとだね…」
「そうだ…次があると思うな」
「ワタリッ!」
こんな時でもスパルタのワタリにホズミはまたハンカチを投げ付けようとしたが、ジッと私を凝視するイーグルアイに振り上げた腕が止まる。
「お前が講師になったらスクールでも好奇の目で見られるだろう」
「はい…」
「だが、どんなことがあっても必ず守ってやる」
「ワタリさん…」
ドックン!
ワタリの熱い言葉に、襲ってきた不安が一気に吹き飛ばされる。
鋭い鷲の瞳の奥には、揺るがない決意が見えるようだった。

