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ラブカルチャースクール 2
第42章 Lesson 特殊課題

カラ〜ン…コロ〜ン…
「店長〜外の看板片付けて来ます!」
今しがた最後のお客さんが帰って、閉店の準備を始める。
二人が帰った後、一気にお客さんが来店して忙しさに追われたお陰で『卒業レッスン』のことを考える暇もなかった。
でも、それで良かったのかもしれない。
表面上はカルチャースクールの一レッスンに過ぎないのに、そこに持つ意味は凄く大きくて、プレッシャーが押し寄せてくる。
看板を店内に入れて、帰り支度を始めようとエプロンを外すと奥さんが紙袋を持ってきた。
「琴海ちゃ〜ん、これサンドウィッチなんだけど多めに作ったから良かったら食べて頂戴〜」
「え〜良いんですか!嬉しいです〜!」
時たまバイトの余り物を貰えると、正直食費も浮いて助かっていた。
「ふふふ〜安い時給なのに琴海ちゃん頑張ってもくれてて有難いわ〜。良かったら長く働いて貰いたいたいと思ってるのよ〜」
「奥さん……有難うございます」
優しく微笑んでそう言ってくれる奥さんに、チクンと針が刺す感覚が胸に走る。
それと同時に以前ヤナセが、質問してきたことも思い出す。
『バイト…楽しいですか?』――――
ヤナセは女性講師だけが私の人生じゃないとも言ってくれた。
自分のベストの道に進んで欲しいと。
あの時ヤナセは自身のラブカル講師としての立場より、私の人生を考えてくれたんだ。
それを思うだけで、目頭が熱くなる。
「店長〜外の看板片付けて来ます!」
今しがた最後のお客さんが帰って、閉店の準備を始める。
二人が帰った後、一気にお客さんが来店して忙しさに追われたお陰で『卒業レッスン』のことを考える暇もなかった。
でも、それで良かったのかもしれない。
表面上はカルチャースクールの一レッスンに過ぎないのに、そこに持つ意味は凄く大きくて、プレッシャーが押し寄せてくる。
看板を店内に入れて、帰り支度を始めようとエプロンを外すと奥さんが紙袋を持ってきた。
「琴海ちゃ〜ん、これサンドウィッチなんだけど多めに作ったから良かったら食べて頂戴〜」
「え〜良いんですか!嬉しいです〜!」
時たまバイトの余り物を貰えると、正直食費も浮いて助かっていた。
「ふふふ〜安い時給なのに琴海ちゃん頑張ってもくれてて有難いわ〜。良かったら長く働いて貰いたいたいと思ってるのよ〜」
「奥さん……有難うございます」
優しく微笑んでそう言ってくれる奥さんに、チクンと針が刺す感覚が胸に走る。
それと同時に以前ヤナセが、質問してきたことも思い出す。
『バイト…楽しいですか?』――――
ヤナセは女性講師だけが私の人生じゃないとも言ってくれた。
自分のベストの道に進んで欲しいと。
あの時ヤナセは自身のラブカル講師としての立場より、私の人生を考えてくれたんだ。
それを思うだけで、目頭が熱くなる。

