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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

キラキラ光るルビー色の輝きが今日はまた一段と眩しく見える。
す、凄い…。
英国王室御用達の紅茶だ。
憧れて飲んでみたくても、お値段的に敷居が高かったのに、こんな形で頂ける日が来るなんて!
まるでヤナセからの最後のプレゼントみたいだ。
カップを凝視して感動に浸っているとヤナセが気にして声を掛けてきた。
「琴海様…この香り苦手でしたか?」
「いえっ!憧れの紅茶だったので、凄く嬉しくて直ぐに飲むのが勿体ないかなって…」
「クスクス…お代わりもありますし…帰りに茶葉をお分けしますね…」
「えぇっ!そんな申し訳ない!」
「少しくらい大丈夫ですから…。温かい内にお召し上がり下さい…」
「はい…有難うございます」
あぁぁぁ〜またヤナセに気を使わせてしまたぁ〜。
これから最終決戦なのに、しっかりしなきゃいけないのに…。
優しく微笑むヤナセの視線を気にしながらおずおずとカップを口に寄せると、柑橘系の芳醇な香りがフワリと広がる。
その匂いだけで、リラックスできそうだった。
コクリ…
緊張しながら一口含むと口の中で花が咲いたように華やぎ、高貴な味わいが舌を包み込む。
「ふぅぅぅぅ〜ん!」
余りの感激に機関車みたいに鼻息が荒くなる。
「プッ!クスクスクス…琴海様…お気に召したようで…クス…」
そんな私の様子に、ヤナセは小さく吹き出して肩を揺らして笑っていた。
す、凄い…。
英国王室御用達の紅茶だ。
憧れて飲んでみたくても、お値段的に敷居が高かったのに、こんな形で頂ける日が来るなんて!
まるでヤナセからの最後のプレゼントみたいだ。
カップを凝視して感動に浸っているとヤナセが気にして声を掛けてきた。
「琴海様…この香り苦手でしたか?」
「いえっ!憧れの紅茶だったので、凄く嬉しくて直ぐに飲むのが勿体ないかなって…」
「クスクス…お代わりもありますし…帰りに茶葉をお分けしますね…」
「えぇっ!そんな申し訳ない!」
「少しくらい大丈夫ですから…。温かい内にお召し上がり下さい…」
「はい…有難うございます」
あぁぁぁ〜またヤナセに気を使わせてしまたぁ〜。
これから最終決戦なのに、しっかりしなきゃいけないのに…。
優しく微笑むヤナセの視線を気にしながらおずおずとカップを口に寄せると、柑橘系の芳醇な香りがフワリと広がる。
その匂いだけで、リラックスできそうだった。
コクリ…
緊張しながら一口含むと口の中で花が咲いたように華やぎ、高貴な味わいが舌を包み込む。
「ふぅぅぅぅ〜ん!」
余りの感激に機関車みたいに鼻息が荒くなる。
「プッ!クスクスクス…琴海様…お気に召したようで…クス…」
そんな私の様子に、ヤナセは小さく吹き出して肩を揺らして笑っていた。

